almost everyday.

its a matter of taste, yeah

本日のおゆうはん

初売りで買った久世福商店の福袋、だし入りツナマヨソースを初めて使ってみました。大きめの角切りにしたヤーコンにとてもよく合う…!他のレシピもいろいろ試してみたいです。

天才作家の妻 40年目の真実(ネタバレなし)

  • 出張帰りに長町で天才作家の妻 40年目の真実。賞レース絡みで結構な話題になってるはず、にも関わらず近隣ではここしか上映館がないってのはこれ如何に。見終えたいま思うこと、それはただひとつ「良くも悪くもグレン・クローズのための映画」という厳然たる事実についてです。
  • 貞淑、献身、葛藤、歓喜、憤怒、諦念、赦罪。ありとあらゆる心の機微を表情ひとつでありありと感じさせる「妻」の訴求力は凄まじいもので、見終えた誰もが口々にその力量を讃えるのも頷けます。が、そこを推したいがために演出がややベタになりがちと感じました。グレンのアップ、多すぎ。劇伴がストーリーを先導しすぎ。数秒先の展開を分かりやすくガイドするかのような親切さが、メロドラマのごとき陳腐さをもたらしているように思えてなりませんでした。特に授賞式のシーン、観客の拍手にわざわざ音を被せてまで流すべき曲だったのか?あれは?と少なからず疑問に思った次第であります。
  • 一家がストックホルムへ赴く機内から終盤までずっと、まるで亡霊のように画面の奥に居座り続けるクリスチャン・スレーターの不気味さと食えなさと曲者感ったらもう、たいへんスリリングで油断ならなくて頼もしかったです。カメラのピントが彼に合うたび、あるいは不意にどこからともなくフレームインしてくるそのたびことに「来た来た来たー!」とわくわくしている自分がいました。真っ昼間から盃を交わし煙草をくゆらせる頭脳戦、あのシーンこそが本作の見せ場であると言えましょう。
  • 声色を変え脇道に逸れ、言葉巧みに本丸へとにじり寄るクリスチャンの舌の滑らかさはまさしく勝負師のそれといったうさんくささに満ちていて、それを迎え撃つグレンもまた一筋縄ではいかないのですよね。分かりやすい挑発に乗るようなヘマは犯さず、うっかり口を滑らせる事もなく、何を言われても軽くいなしてそれでおしまい。受け身が完璧。ダメージ0。この辺のやりとり、見ていてめちゃくちゃしびれました。ものすごく格好よかった。
  • オチには大いに不満があって、結果がどちらに転ぶとしてもあともうひと悶着欲しかったのひと言に尽きます。あれはないわ…。他にもっと書き足したくなったらまた後ほど、今日のところはおやすみなさい。

わたしが悪魔だったら

  • 先月のイベントでご一緒した方より思わぬメールを頂戴し、俄然やる気がみなぎるの巻。効率化とか費用対効果とか、上から外からやいやい言われることは星の数ほどあるわけです。が、それより何より目の前にいるお客さまを大事にするのが回り回ってもっとも効果的だ…という確信が日に日に深まってきておりまして。わたしはこの道を信じて行きたい、しかし現時点ではまだ成功事例が少なすぎる。誰にも文句を言わせないため、もっといろいろ頑張らなくては。
  • 池江さんは大丈夫、治らないはずがない。早期発見という幸運と医学の進歩、そして何より本人の若さと体力を以ってすれば、これもまたいずれ書き加えられる伝説の1ページに過ぎないのです。そうでしょう?きっとそう。
  • それにつけても驚かされたのはNHKの仕事の速さで、14時公表から21時のニュースまでの間にかつて同じ病を患い復帰した吉井怜のコメントを撮ってきたのは素直に凄いと思いました。つまりそれだけ注目度が高く、驚きと困惑と声援とともに報じられているわけで、これに伴い献血やドナー登録者数も増加が期待できたりするのかもしれません。自分は慢性疾患との兼ね合いから現状どちらも叶わないけれど、いずれまた献血だけでも可能なくらいに回復したいです。おやすみなさい。