almost everyday.

its a matter of taste, yeah

年老いた月は輝く

朝、出勤しようと車に乗りこんだら、フロントガラスの上のほうが凍りついて雪の結晶みたいな模様があちこちに散らばっていました。その内側からの眺めは見慣れたものであるはずなのに、何だかものすごくよそ行きの風景みたいに見えたのです。模様入りのフォトフレームをはめこんだかのように綺麗になって、呼吸さえ止まってしまったみたいに。「自分の目で確かめたもの以外は何も信じない」という言葉がふいに浮かんでくる午前7時、わたしはわたしでほかの誰でもないのですよ。ゆっくりと上を向いて、深い呼吸をひとつ。けさはとても寒いです。指先の感覚がなくなってしまいそう。

仕事帰り、ふと思いついて鶏の手羽元を買ってきました。あとはじゃがいもと玉ねぎをひと袋ずつ。野菜をどれもごろごろと大ぶりに切って、肉の臭みを抜いたらあとは圧力鍋に放りこんで加熱すること10分ばかし、軟骨部分までぷるんととろけるシチューのできあがりです。明日もう一度火を通せばきっとおいしくなる、はず。楽しみです。うふふ。

湯舟に浸かったまま「小説ワンダフルライフ」を読み返してたら、あっという間に2時間たってしまいました。この本はどうしていつも途中でやめられないのでしょう。おかげで身体はすみからすみまであたたまりました。この余韻が消えないうちに早く眠ろうと思います。おやすみなさい。