almost everyday.

its a matter of taste, yeah

雪男夫妻襲来

部屋の扉を叩く音にて目を覚ましました。時計をみるとまだ8時、こんな時間にやってくるのは押し売りもしくは宗教だろうと知らんぷりを決め込んでいたら枕元に電話。嫌々ながら出てみると父上の声が「いやー、いま部屋の前に着いたんだけど」ですって。今日うちにくるのは分かってたけど、雪だから早めに出るよってのも聞いてたけど、だからっていくらなんでもこんな早くに来てくれるなという話です。だいたいあんたら、いったい何時に家を出たのですか。「6時前かな」だなんて事もなげにいわないでください。あああああ。慌ててふとんを片付けストーブに火を入れ、どうにか腰を落ち着けてもらうことしばし。ここは自分ちのはずなのに、両親がいるとただそれだけで部屋の空気が実家のそれにだんだん近くなっていくのがわかってしまって妙な気分です。寒いので朝風呂に入り、身体をゆるりと暖めてから外出。雨は横なぐりです。寒い寒い寒い。

用事をすませて車に乗り込み、めざすはお魚売り場。というわけでおのざきにやってきました。父上の好きなかつおの刺身とママンの好きなまぐろの刺身、それになぜか焼き鳥を十数本買って自宅で簡単な食事を。ママンとふたりでワインを一本空けたらば、気分よく酔っぱらったらしい彼女は部屋の中でよろけて転び、額をテーブルの端に強打しました。しばらく経って見てみたら、患部がまるでマンガのようにぽっこり赤く腫れていたので思わず笑ってしまいましたよ。少々はしゃぎすぎでしょうあなた、それはさすがに。

その後、キリン一番搾り(500ml×3本)+うまい刺身で上機嫌の父上と二人、なんとなく途中から「ごくせん」を鑑賞。「どこまでもマンガだねぇ」というのが両者の一致した見解であります。善し悪しは抜きにして。わたしのものの捉えかた、というよりもっと根っこの部分(直感や本能に関わるあたり)にはやはり、このひとの遺伝子が色濃く受け継がれているのだろうなぁと思いました。そのあと続けて「エンタの神様」を見たらお互い、笑いどころのわからない芸人さんがすべて被っておりましたとさ。うちの父上はインパルスがお好きなようです(板倉氏の女装ネタがお気に入りらしい)。そんなとこまで似ていてどうする。おやすみなさい。