almost everyday.

its a matter of taste, yeah

宇宙の果てまでも飛んでゆける(追記あり) 

お昼すぎまでうとうと過ごした後、バスで駅前へ。姪の誕生日プレゼントを買って藤崎で北海道物産展をひやかして、しぼりたてミルクソフトクリームというのを食べて(濃くておいしかった)口の中が甘ったるくなったのでコーヒーを飲んだりしました。夕方、これから献血へ行くという相方と別れてMACANAへ。今日はこれからドロノフネのワンマンライブなのです。すごく楽しみにしてました。

MACANAに入るのは10年ぶりくらいですが、フロアに出てまず「ここってこんなに小さかったっけ?」と思いました。上着を脱いでスピーカー脇に置いて(コインロッカーがないことさえ忘れてた)、どちらかと言えばステージ向かって右側寄りにスタンバイ。17時半スタート予定のところを、10分遅れでメンバー登場。17時台に始まるライブなんていったいいつ以来だろう。今日はたっぷり2時間以上やってくれるそうなのでますます楽しみです。で、以下がオフィシャル発表のセットリスト。

僕が深い海を泳ぐ理由
夕張鉄道
石ころだらけ
終電車
サイクロトロン
ゲーム
街風泥水真空遊泳
平安京
天井世界パズル
三条河原
アナログ人間
少しの間
冬の電線
日本海
砂時計
スピーカーの向こうの君に向けて
水色のトビラ
夜光虫
ルーレット
前進ニソクホコウ
アカウタ中華街
インソムニアック・シティ
ひらひら

種子島
ロックンロール
回転球体

全26曲、正味2時間20分。濃密な時間でした。夢中で聴いてました。これまで見たライブはどれもわりとかっちり手堅く演奏してる印象でしたが、今日はもう最初のほうからキレキレだったように思います。音は荒れたり割れたりしてたけど、そこから溢れ出してくるものの濃さと熱さがぜんぜん違ってました。聴きたかった曲がほとんど全部聴けたし(『せみしぐれ』をやってくれなかったのだけが唯一ざんねん)、来てよかった。と心の底から思えました。ドラムのひとが今日を最後に脱退してしまうというのがすごくすごくさびしいです。いつ見てもものすごく楽しそうに嬉しそうに叩いてるのがすてきでした。この後、このひとたちはどんなふうになるんだろうな?こわい、けどたのしみでもあります。

あと、ドロノフネの歌い手さんの目は、そんなに何度も数多く見たことがあるわけじゃないけれど、いつもとてもよく光ってます。キラキラしてるとかそういう甘いやさしい感じじゃなく、ギラギラしてるとかそういう眼光鋭くがっついてる感じでもなく、ただ、ぴかぴかと光ってるように思えます。曲の間に「僕の音には根っこがない」みたいなことを話してたけど、もしかしたらそこら辺にひみつがあるのかもしれません。どこにも属していない、ただただそこにある、というような。あの目を見ながらあの声を聴いてると、それは何だか得体の知れない力を秘めてるみたいな響きかたをするのです(たとえ視線が交わらなくても)。CDよりもライブのほうがいい声だな、とわたしが思うのはきっとそのせい。これからもああいう目でい続けてくれたらいいなあ。

終演後、ふたたび相方と合流して沖縄料理をゆっくりと食べて、気がついたらもう終バスがなくなっちゃってて仕方なく電車で帰宅。お風呂に入って時計を見たらもう2時をまわってました。深く眠れそうです。おやすみなさい。