almost everyday.

its a matter of taste, yeah

天の川さえ飛び越えられるよ

おはようございます。まずは、朝8時発のバスで東京へ。駅まで向かうその足取りは自分でもそうとわかるくらい、笑えるくらいにふらついてました。どう考えても、明らかに、酒が抜けてません。それでいて決して二日酔いではないんです。ということはつまり、まだ純然たる酩酊状態ってわけです。運悪くバスでわたしの席の近くに乗り合わせたひとたち、きっと相当酒臭かっただろうな・・・。ごめんなさい。でも本人はちょっとたのしいです。ますますごめんなさい。
11時に都内入りして、まずは新宿へ。セール中のゆないてっどあろーずとかあだむえろぺとかしっぷすとかさざびーなんかをひととおりぐるんと回りましたが、特にほしいものもなく。そりゃそうか、だって常に準作業服だもん仕事着が。つくづく安上がりな自分に乾杯。その後はずっとタワーを端から端まで舐めるようにみてまわりました。たまたまインストアライブをしてたナイス橋本さんの、あまりに潔い耳の立ちっぷりにあやうく心を奪われそうになりました。ANAの新譜がすごくよかったです。外国勢だとSWITCHES。でも今日は買わない。まだ聴き込めてないのが何枚かあるから。「音楽を消費してはならない」ていうのはもはや自分内ルールのひとつとなりつつあります。そこは守っとかないとなあ。

16時すぎ、いちど六本木へ出て本日の宿へチェックイン。その名も「熊本会館」というところです。メトロの駅から徒歩1分、ていうかほとんどど真ん前。という超絶ナイス立地条件。どんだけ酔っても帰れるよ!たぶん(選択基準が根本的に間違ってます)そんなわけですぐ恵比寿へ向かい、本日同行してくれるお友達と合流。2年ぶり?いや3年ぶり?ていうくらい久々に会ったもんで、話つながらなかったらどうしようかなあとか少々不安がよぎったりもしていたのだけれど、相変わらず音楽の趣味はシンクロしまくり会話もテンポよく、手にしたビールが早々に空いてしまうくらいの意気投合ぶりにまずはひと安心。ああ、たのしいなあ。

そしていよいよ、19時を少し回ったところで開演。ライブ序盤からいきなり"still have us"、"YOU"を惜しげもなくやってしまう気前のよさにまずはくらくらしてしまいました。それに何より、この音ったらもう。声ったらもう!とてもたった3人で出してるとは思えない、濃密で深くて厚い、それでいてしかもシャープな音。力強くやさしく、それでいてしかも気持ちよさそうに響きわたる声。心をかき乱されていてもたってもいられないのに、まるでそういうところまですべてひっくるめてぎゅうっと抱きすくめられてるかのような、激しくも親密な2時間でした。わたしは特に、本編ラストの"Rum&Ginger"〜"消えろ"で昇天。前述の友人は、中盤で披露されたベートーベン「悲愴」のカバーに感嘆してました。すばらしかったです。また見たい。ぜったい見たい!

終演後は近くのお店(帰りに気がついてよく見てみたら、みるくの2階でした。ふわふわしすぎてちっとも気がつかなかったよ。びっくり)で沖縄料理をつつきつつゆるゆると飲み。生まれも育ちも話す言葉も違うのに(彼は関西出身なのです)、至るところで話が続いて絡み合ってこのままずうっと連想ゲームみたいに続いてしまいそうな気がするくらいのシンクロぶりでした。時間、ぜんぜん足りなかったなあ。また飲みましょうね、次はぜひともメンバー増員して。うふふ。

日付がそろそろ新しくなる頃、宿に到着。相方が気を利かせて沸かしてくれたお風呂は何かの罰ゲームか?と訝りたくなるほど熱く、お湯を捨てつつじゃぶじゃぶ水を足しまくってようやく入ることができました。本気で火傷したんじゃないかと思うほど熱かったけど、なんとなくおもしろかったので怒れませんでした。こういうところがこのひとの計り知れないところであるような気が、ほんのちょっとだけしています。おやすみなさい。

(後日追記:小谷美紗子さんオフィシャルサイトでこの日のライブのセットリストが公開されたので転記。)

M1 まだ赤い
M2 YOU
M3 still have us
M4 off you go
M5 Who
M6 オオカミ
M7 自分
M8 眠りのうた
M9 ピアノソナタ悲愴(第1楽章〜第3楽章)
M10 火の川
M11 Out
M12 Rum&Ginger
M13 消えろ
EN1 東京
EN2 真