almost everyday.

its a matter of taste, yeah

Tender is the day, the damons go away

この世の中に誰ひとりとして自分と同じひとが存在しないのと同じように、今日という日も今のこの瞬間も、二度と巡ってはこない。いちど通りすぎてしまえば、それでおしまい。すべてが違っていて、完璧にまったく同じことなど起こり得ない。であるからして、すべての日々をかけがえのないものとして大事に扱わなければならない。
…だなんてことは、そんなもっともらしい優等生的な理想論は、ずっと前からよくわかってるんです。頭の中でだけなら。でも、それを単純に理解することと実行に移すこととの間には、どうしようもなく暗くて深い溝が横たわってるように思えて仕方がないんです。すべてを憎んであたりかまわずどなり散らしてめちゃくちゃにして座りこんで涙にくれて自分を自分でなくしてしまいたくなるような、しかしもちろんそんなことができるはずもなくただ呆然とするしかないような、そういう日だってあるんです。
おとうやんの癌は、肺だけではなく肝臓にまで転移していました。
ああ、だめだなあ。わたしはほんとにだめだなあ。ちゃんと覚悟しといたつもりだったのに、それでもやっぱり頭の中がまっしろになってしまって、何をやってもうわのそらなんです。ひとりの部屋に帰るのが怖くて、さんざん居残りした後にマックであてもなく時間をつぶしてしまわずにいられないほどうろたえてるんです。こんなことじゃ逆に心配されてしまうよ。しっかりしなさい、自分。おやすみなさい。