almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2008年第13回・さいきん買ったCD

28.スワン / 徳永憲
スワン
10/30、タワー仙台店にて。ワゴンセールの端っこに控えめに並べられてるのを運よく見つけ、すぐさま手に取りました。こういう場でワイキキものにめぐり会えたら即購入、というのがここ数年の間に自分内ルールとして確立されつつあります。徳永さんの楽曲はコンピ盤でわずかに数曲聴いたことがあるのみでしたが、機会があればぜひアルバムをと思っていたのでとても嬉しい。
まず最初にアルバム全編通して聴いて、もっとも印象に残ったのはその歌声でした。さらりと聴いたら頼りないほど線の細い声なのに、決して揺れたりブレたりしない芯の通った平らかな歌いかたをしてるんです。その歌いかたに驚いて耳をすましてもう一巡してみると、思いもよらない強い歌詞が耳に飛びこんできてそれが不思議な説得力でもって響いてきたりするんです。これはええと、例えて言うなら
「色白で小柄でやせっぽちの男の子が、いざってときになかなか頼れる。ということに気付いた瞬間、それまでの印象がすべてひっくり返る勢いで彼のやることなすことが頼もしげに見えてしまう」
といった感じになるのでしょうか。分かりづらい!でも、わたしの中ではだいたいこんな感じです。
加えて言うと、曲順がよいです。穏やかな曲で静かに幕を開け、中盤へ向かうにつれ徐々にテンポが上がり、ラストは再びメロウに〆る。ていうのがすごくしっくりきます。曲でいうと「ブレーキ痕」が特に好き。Aメロがサビよりも印象的だなんて格好いい。
他にもいろいろ書くつもりが、これ1枚にここまで行数を費やすとは。続きはまた別の日に書きます。とりあえず今日は、帰ってきてからずーっとこればっかり聴いてました。