almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2008年第15回・さいきん買ったCD

32.ホニャララ / SAKEROCK
ホニャララ
SAKEROCK、初めて聴きました。タワーでふと目にとまって何となく試聴してみたら、それがあんまりすてきだったので迷わず買って帰りました。そんなわけで彼らについてはほとんど全く何も知らないのだけれど、ごく単純に、これが「インスト」と呼ばれていることにほんの少しだけ違和感みたいなものを感じました。だってこれ、歌ってるじゃないかトロンボーンがこんなにも。この演奏が巧いのかどうか自分には分かりかねますが、なんていうかこう、すごく情報量の多い音色だなあという気がします。しっちゃかめっちゃかな子供の奔放さと、ひょうひょうとしたおじいちゃんのしたたかさを両方いっぺんに飲み込んだような音がする。というか、そもそもトロンボーンてそういう音色の楽器なのでしたっけ?しめり気少なめの、軽やかで抜けのいい音がすごく気持ちいいです。どんなひとが吹いてるんだろうな、ってほとんどトロンボーンの感想ですねこれ。

33.ライブ!! / ミドリ
ライブ!!
「大雨だったので、ギターを使わなかったライブat日比谷野音」という帯の文に興味をそそられ購入。普段のミドリの、あの轟音ギターまみれの曲たちからノイズを抜いたら果たしていったいどうなるんだろ?ていうのが気になりました。彼らのパート編成を見れば、それはすなわちドラムベースピアノといういわゆるジャズ的3ピースになるわけで、まさかそれほど分かりやすくは変わらんだろうがそれでも少しはメロウな感じになるのだろうか、等と少々どきどきしながら再生。結論。何にも変わっちゃいませんでした。たとえギターがなかろうと、後藤さんが歌えば何でもノイズになるのか?とも思いましたがそれは違う。鍵盤が、スタジオ盤より明らかにはじけてました。6曲め「あんたは誰や」でクライマックス迎えた後に、虚脱感をも抱かせつつ「POP」で〆る、ていう構成がたまりません。もっと聴きたかったな。7曲じゃ足りないわー。