almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2010年第11回・さいきん買ったCD

25.Kill your T.V. meets felicity EP -curated by aiha higurashi-(タワーレコード限定) / V.A.

7曲入って1000円ぴったり。というコストパフォーマンスの高さにも惹かれましたが、それより何より冒頭を飾るLOVES.の新曲にやられました。こんな声で歌う愛葉さんは初めてです(自分の中では)。酒焼けみたいに低くてハスキーでやさぐれたあの声じゃなく、目覚めたばかりの小鳥がそっと飛び立つようなやわらかくも可憐な歌声!たまりません。ほか、2010年リリースラッシュのSpangle Call Lilli Lineのシングル別バージョン曲やTHE BITEが聴きどころ。

以下の2枚は、2月あたりに買ったのにメモっとくのを忘れていたもの。せっかくなのでこれも上げときます。
26.Want Alone But Help Me / The New House
Want Alone But Help Me
初めて聴いたとき、日本人だと思いませんでした*1。UKあたりの若いバンドだと思った。ならば英語がべらぼうに上手いのか?というと決してそういうわけではなくて、何て言うかこう力の抜けたへちょい歌いかたが力みのなさにも聞こえるというか、日本の若いバンドにありがちな尖った気負いのようなものが感じられないというか。そういう土着的な無意識下の束縛みたいなものにはハナから縁がなさそうに楽しげな感じ、が日本人らしからぬかろやかな雰囲気を醸し出してるんじゃなかろうかと思います。そうか、UKぽいとかそういうんじゃなくて、単純に「日本人ぽくない」んだなこの人たちは。自分の中ではそういうことにしておこうと思います。うん。
それにしてもです。さいきんのセカンドロイヤルは熱いなあ。まさかアナが移籍するとは思わなかったよ。いつかThe New HouseとアナとRufusあたりが束になって仙台に来てくれたりしたら泣いて喜びます。そしてアナは早いとこ新譜出してくださいお願いします。もう待ちくたびれたわ。

27.Ombarrops! / The Car Is On Fire
オムバロップス
昨秋リリースされてたのに、何だかんだで聴き逃してた3作め。深緑色の湖に浮かぶジャケットが印象的だったセカンドのポップさに心を奪われ、そのヒットを受け遡ってリリースされたファーストの荒削りな格好よさにしびれ、さあ次はどう出るか?と思っていたらばプロデューサーにジョン・マッケンタイアを迎え手の込んだ音にまとめてきました。そう来たかー。これはこれで良いし、はっとさせられるフックも随所にちりばめられてるんだけど、この人たちに関しては調理法より素材のよさで勝負してほしいと願ってしまう自分がいます。過剰なデコレーションはいらないから、シンプルで格好いい音を聴かせてくださいよと。なもんで早くも次作に期待しております。

*1:お店でも何故か洋楽の試聴機に入ってた