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its a matter of taste, yeah

2011年第1回・本日のライブ MONOBRIGHT 淫ビテーション・ツアー@仙台MACANA

※ツアー初日だったもんで以下、念には念を入れてたたんだ上で白字にします。ネタバレ注意。反転でどうぞ。
※1/15追記。「携帯電話で読めません」とのメールを複数頂戴したので、白字を解除いたしました。代替策として「続きを読む」以下を10行ほど空けて表示しますので、ネタバレOKでしたら以下スクロールしてどうぞ。






















まずは感想を。結論から言うと、いやー、とにかく楽しかったです。セットリストは新旧バランスよく盛り上がる内容だったし、あっと驚くサプライズもあり。お祭りみたいなもんだったなあと。それと、MONOBRIGHTのライブではかつてないほど男子率が高かったです。3〜4割くらいはいたんじゃないか、男子。おそるべしヒダカ効果。
メンバーが登場して、まず目についたのは各々の立ち位置でした。逆Vの字、と言えばいいんでしょうか。中央奥に瀧谷さんがいて、その両隣一歩前の向かって左に松下さん・右に出口さん。いちばん前の左端に桃野さん、右にヒダカさん。要するに、センターがぽっかり空いてる状態。これはどういうことだろう?と思いつつ曲が始まるのを待つと、しょっぱなから桃野さんがギターを持たずにハンドマイクで歌い出したのでびっくりしました。「英雄ノヴァ」「ポーツス」とマイク1本だけでこちらを煽るだけ煽って、3曲めでようやくギターを手にして「JOYJOYエクスペリエンス」。このオープニングだけで既に頭のネジが飛びかけました。以後、セットリストほとんどまともに覚えてません。なら今のうちに書いとこう。順番ぐちゃぐちゃですけどたぶん、曲は概ね合ってると思います。とりあえず、本編はこんな感じでした。

構成自体は夏のツアーとだいたい同じで、3曲毎に短いMCが入る感じ。本編をひととおり見て思ったのは、とにかく桃野さんテンション高いなーと。それでなんとなく合点がいきました。この4人に足りなかったものが何なのかわかった気がした。桃野さんというひとはこのバンドのコンポーザーでありフロントマンであり、となれば当然その看板を背負う存在であってしかるべきなのですが、だからと言ってリーダーシップを取れるひとではなかったんだな。と思いました。プロデューサー的立ち位置のヒダカさんが傍にいて庇護者のごとくアシストしてくれる環境のもと、桃野さんは思う存分羽を伸ばして末っ子的にのびのびと暴れることができてるんじゃないかと。あくまで勝手な推測ですが。
アレンジに大幅な変更はなかったと思いますが、途中ちょっとPAが乱れたりしてよく聴こえない音があったので詳細は不明。よりによって、じっくり聴きたい「雨にうたえば」で声がぼつぼつ途切れたりハウリング気味だったり、というのは残念。すごく残念。「紅色ver.2」はあんなに速かったっけ?「デイドリームネイション」はシューゲイズ風味が増してたように思います。このまま「スロウダイヴ」へなだれ込んではくれまいか、と期待したけどさすがにあれは生じゃ再現不可なのかしらね。「孤独の太陽」では音源のストリングスぽいアレンジの代わりにヒダカさんが鍵盤を。全体的にみて、ヒダカさんはわりと控えめだったように思います。本編でボーカルとったのはタートルズだけだった。音源ではものすごいいきおいで主張してるように響いたビークル風味のギターやシンセも、既存の曲には上ものっぽく絡めてある程度というか。これからツアーが続くにつれてその辺りもちょっとずつ練られていったりするのかなー。
本編だけで約90分、この時点で既に夏のツアーより長いですね。だけど今日はここからがさらに見ものだったんです。ステージを去ってものの2分と経たないうちにふたたび登場、アンコール1曲めは何とタイトル未定の出来たて(むしろ作りかけとか言ってた)新曲。きのうEP出して3月に両A面シングル出して春になったらACME出して、その上さらに新曲があるのですか。すごいな量産してるなー。曲調はクラッシュ×ステッペンウルフ?歌詞はあんまり聴き取れなかったけど、サビで「燃え上がれー」みたいなことを歌ってた気がします。ライブ映えする曲だなあと。シンセは入ってなかったかな?たぶん。ちなみに桃野・ヒダカのツインボーカルでした。共作でしょうか。続くは「アナタMAGIC」、当然ながらえらい盛り上がり。ああもうこれで終わっちゃうのか、あっという間だな。と思ったら、この後まさかの続きがあったんです。
ダブルアンコールに際してのMCは「今日はね、結婚披露宴ですから。皆に無理やり祝っていただきます。新郎新婦の友人代表カラオケみたいなもんだと思ってください」。いったい何が始まるのかと思ったら、まさかまさかの「お嫁サンバ」!郷ひろみ!えええー?大丈夫、若い子知ってる?これ。さらに続くは「BE MY WIFE」!それも桃野ボーカルで。常日頃から「英語が歌えない」と豪語するだけあって2コーラスめはヒダカさんにパスしてましたが、まさかこんなのが聴けちゃうなんて。とびっくりしました。いやー驚いた。そうか、結婚祝いってこういうことか。ビーマイワイフをやりたいばかりにお嫁サンバを練習したのか、という穿った見方もできないことはないけど、そんなん別にどうでもいいじゃんお祝いなんだし。という気持ちのほうが勝った感あり。とにかくめっぽう楽しかったんです。その後は場内大盛り上がりのまま「未完成ライオット」と「正義にて」でフィニッシュ。楽しかった。お祭りでした。こんなん二度と聴けないだろうな。他に何か思い出したらまた書きます(※後日、ちょいちょいおまけを書き足しました)。
アンコール1

  • タイトル未定
  • アナタMAGIC

アンコール2

  • お嫁サンバ
  • BE MY WIFE
  • 未完成ライオット
  • 正義にて

おまけ1

  • 開演前の場内で流れてたのは、いつもの桃野セレクト(洋楽多め)ではなくてフォーククルセイダースでした。帰ってきたヨッパライとか。登場SEはMisirlou。結婚行進曲かと思ってたのでちょっと意外な感じがしました。

おまけ2

  • 「この人、大丈夫ですか」の歌詞。「私は君を知らないのです」のところを「あなたを知らないのです」って歌ってた気が。…されるほうの実体験?と思わず身震い。笑えない。

おまけ3

  • MCは瀧谷いじりが多かったです。ポッキ-CMで共演した吉高さんは「若い匂い」がしたそうな。

おまけ4

  • そういえば、松下先生は今回ついに一度も口を開かず。最後の未完成ライオットではセンターに出て思う存分ギターぎゅわぎゅわ鳴らしてくれたよ。しびれました。