almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2011年第9回・本日のライブ APARTMENT"apartopology"レコ発@下北沢THREE

THREEは良いライブハウスですよね。ビール(たぶんプレミアムモルツ)が、きりりと冷えたグラスに丁寧に注がれるさまを見ているだけでしあわせな気持ちになります。
そんな美味しいビールを片手に見た最初のバンドはherajika、初見。ピアニカとかカスタネットとかその他ちいさな楽器がたくさん、夢の中の遊園地で流れてるみたいな音でした。たのしいなー。女の子3人のパパパコーラスが重なり合う曲が特によかったです。ドラムのひとの歌いかたがとてもかわいい。
二番手は壊れかけのテープレコーダーズ、初見。ボーカルさんの曲への入り込み方が独特、というか濃密な感じがしました。相当アクが強いのに、逆にクールでそっけないところもあったりとか。おもしろいなー。「生まれる」ていう曲がよかったです。メロディが胸のあたりまですとんと落ちてきた。
三番手はゲラーズ。最後に見たのはたしか4年前、UMIBACHI企画@O-NESTだった気がします。活動休止後まさかの再始動、音源リリースを経てのライブなもんでいやがおうにも期待が高まって仕方ありません。エフェクターの調子がわるかったか何かで開始が少し押したりしたけど、始まってみれば「そうだった、こういう感じだったよねゲラーズ」ていうあのやりたい放題感に満ちた空気がさいこうすぎました。そして田代さんは身体を鍛えすぎだと思いました。セットリストはたぶんこんな感じ。

  • FLASHBACK BITCH SONG
  • Pink Hawaiian Moon
  • Buscape
  • GUATEMALA
  • 9 teeth picabia

最後の曲のアウトロを引っ張るだけ引っ張ってノイズまみれにしておきながら、至極あっさりあっけらかんと〆るあたりがたまりません。ああもう、やっぱり格好いいなあ。
トリは本日のメインアクト、アパートメント。バンドメンバーはドラムに岸田佳也さん、ギターにvapour trail松本さん、フルートに王舟新藤さん、ベースと鍵盤に先ほどの壊れかけのお二人。豪華だなあ。1曲めはアルバムと同じくPomroccollective。新藤さんの手拍子からイントロに繋がるところ、目のさめるような鮮やかさでした。すてきー。
4曲めが終わった時点で女子おふたりがステージを去り、以降は男子4人で演奏。きょうは新譜の曲だけやるのかな、と思ってましたが初期の曲も聴けてうれしかったです。本編ラストのカバーが気合い入ってて格好よかったなー。4人で1本のマイクに向かって声を合わせて歌うところとか、あんまり楽しそうでうらやましくなってしまった。最後の最後、ギター1本のSleeping Birdが深い余韻を残してくれました。気持ちよかった。セットリストはたぶんこんな感じだったと思います。

  • Pomroccollective
  • Fixty Age
  • APCD
  • Je
  • Parkingdumb
  • Lost My Youth
  • カバー

アンコール

  • Winter Wolf
  • Sleeping Bird

終演後、アパートメントこと生井さんにご挨拶。お話できてうれしかったです。ライブの興奮さめやらずモノラルミックス盤をいただきそびれてしまいましたが、願わくば次のライブで手に入れることができますように。ああ、本当、来られてよかった。