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almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2011年第17回・本日のライブ 坂田明×ジム・オルーク@新宿ピットイン

20時、ピットインの階段を下りるとロビーに佇む毛むくじゃらの白人男性が。「ご本人?いやまさかそんなはずは」と思いましたが、彼こそまさにジム・オルークその人でありました。いくらなんでも和みすぎじゃないのか、それは。なんかパジャマみたいなカーディガン着てるし。
しかしひとたび演奏が始まるととんでもなくキレッキレで、髪を振り乱しギターをかきむしるその姿はまさしくギターヒーローでした。座ってさえいなければ、たぶん確実に。しょっぱなから30分間息つく間もないサウンドスケープというかインプロヴィゼーションというか、とにかくえらい轟音の応酬。坂田さんの輪郭のはっきりした音色に収斂されるかに思えた全体像は次第に姿を変え、逆にその音色を締め上げて掠れさせ、痛みにのたうつ動物みたいによれたと思えば読経みたいに沈んでみせたり、なんだかすごく自由だったなー。あれだけやったらさすがに消耗するのでしょう、その後はたっぷり同じくらいの時間を休憩にあてていました。後半もだいたい同じ感じ、ただひたすらに音の波にのまれて溺れる2時間(うち休憩30分)。きっとあの音は今夜たった一度きり、The moment is one and only.そう考えると何だかちょっとすごい気がしてきました。