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almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2011年第18回・本日のライブ 二階堂和美ワンマンライブ にじみの旅@福島AS SOON AS

二階堂さんのライブを初めてみたのは2年前、みぞれ混じりで極寒だったアラバキの鰰ステージでのことでした。あの寒さの中、鮮やかな深紅のミニのワンピースで飛び跳ねながら歌う姿は冗談抜きに天使みたいで、とうとうお迎えが来たのかしらと震えながら聴き入った記憶があります。その二階堂さんが、福島で、それも大好きなお店でワンマンライブを行うだなんて。いてもたってもいられないわ、とばかり予約を入れていそいそ出かけてまいりました。ツアー中につき、以下たたんでおきます。
定刻を10分ほど回ったところで、バンドメンバーの後に続いて二階堂さん登場。今日の編成はウッドベースとフルート他の合計3人、これまででもっとも小さなセットだそうです。辺りをぐるりと見回して満面の笑みで放たれた最初のひと言は「近いね!すごい、特別な感じ。二次会みたい!」。新譜のジャケットと同じ花があしらわれたピンクのミニワンピースはmina perhonenデザインとのこと、すごくかわいい。
オープニングは「とつとつアイラヴユー」から「あなたと歩くの」。始めからトップギア全開で「飛ばしすぎかな?じゃあ次は『これで紅白に出たいな』って曲を」と紹介された「説教節」。これでもかってほどに気持ちよくコブシを回しまくる歌いっぷりに場内大盛り上がり。その後のMCで「この詞はバンドメンバーとか、それと社長とかにね…」という事実が明かされ、更に笑いが大きくなりました。嗚呼カクバリ社長…*1
続いては一転、じっくり聴かせる「女はつらいよ」「岬」など。序盤からずっと笑顔を絶やさず楽しそうに歌う二階堂さん、実は福島入り後に喉が痛くなったとかで近くの救急外来にかかったのだそうです。幸い風邪のひき始めで大きな支障はなかったとのこと、「おかげで福島が身近に感じられました」と仰ってました。この後(翌日?)は伊達市のお年寄りの前で歌うのだとか。パワフルだなあ。
この後しばしの休憩を挟み、衣装替えも経てライブは終盤へ。友達へ贈ったという「ネコとアタシの門出のブルース」「蝉にたくして」ほか、本編ラストは「いつのまにやら現在でした」。スナックのママから蝉の鳴く声、江利チエミまで軽やかに行き来してしまう声の表現力に圧倒されっぱなしでした。うつむいてほほえみながら「そばにいて」と歌う姿はまるで10代みたいだし、ママはママで色気たっぷり大年増みたいだし、いつのまにやら肝っ玉かあさんみたいでもある。くるくると表情が変わる、でもずっと笑ってる。というのがすごく楽しそうで嬉しそうで、つられてこちらも笑みが浮かんでしまいました。すごくすごく楽しい。
アンコール1曲めはお客さんを巻き込んでのカバー「ハッとして!GOOD!」。やりたい放題はじけまくり、たのしいたのしい。2曲めは場内のリクエストに応え、ほぼ日刊イトイ新聞のコンテンツ「福島の特別な夏。」にアップされた「栄冠は君に輝く」を。iPodから流れる夏の音と声とギターが溶けあって、あの連載とそれだけじゃない、何だかへんにいろんな記憶がぶわぶわ甦ってきてしまい、気づけば涙がぼろぼろと。最後の最後は「歌はいらない」で静かに、でもやはり笑顔での終演となりました。帰りの新幹線のホームで、さっき聴いた「栄冠は君に輝く」が流れてほんの少しだけまた泣いた。いいライブだったな、ほんとうに。

*1:この日は主にカメラ係として立ち動いておられました。すごい楽しそうだった