almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2012年第1回・本日のライブ 前野健太とDAVID BOWIEたち ジャパンツアー@仙台PARK SQUARE

ことし最初のライブは、友人ご執心の前野さん。おすすめの曲はいくつか聴いていたけど、どうせなら予備知識ほぼゼロのまま真っさらにたのしみたい。というわけで予習なしで臨みました。ディランが流れるステージにメンバーが登場した瞬間、いきなり驚かされたのはベースが大久保さんだったから。ゲラーズの大久保さん、まさか仙台でお目にかかれるとは思いませんでした。
前野さんの声は透明でなめらかで水のようにくせがない、のに、ルックスや言動は正反対にアクが強くてフリーダムでした。バンドセットで10曲ほど演奏した後、メンバーを楽屋へ戻してひとりで歌う前野さん。照明やエフェクトに細かい注文をつける前野さん。リクエストを募るもしれっと他の曲をやる前野さん。もはや完全に別物と化した小室ソングを歌い上げる前野さん。アコギと生声だけでフロアに下りてきて歌う前野さん。「最後の曲です」と言いつついつまでもギターを手放そうとしない前野さん。気付いてみればワンマンで3時間半(!)、圧倒の長丁場でした。すごいものを見てしまった、聴いてしまった。という感覚が身体の真ん中にずどんと居座って離れない感じ。
それに、二胡の吉田さんもすごかったです。とんでもなかった。二胡ってこんなふうにも弾けるんだ?と思いました。終盤の荒々しさが目に焼きついて、しばらく忘れられそうにありません。他、思い出したらまた追加します。