almost everyday.

its a matter of taste, yeah

くちずさむ歌はなんだい?

  • 明け方に異変。お腹の拍動が酷くなり、その音が頭にまでがんがん響いて目を覚ましました。全身が心臓になったみたいな凄い音。なに、これ?息が苦しい。熱も下がってない。
  • 見かねた夫に連れられ夜間急患センターへ。前述の症状を伝えたところ、まず循環器の異変を疑われすぐさま心電図検査。え?いきなり?
  • 幸いそちらの異常はなかったものの、小栗旬を10回ほど往復ビンタしたようなむくみ顔の夜勤医師に「あれー、どっこも悪くないんですけどねー。そんなに辛いんですかあ?」と高圧的に言い放たれ不覚にも落涙。
  • いや泣くとこじゃないですよ、こんなもん普通に考えたら。でもね。身体が言うこと聞いてくれないしんどさと、その原因が分からない心もとなさと、目の前のお医者さまに匙を投げられる絶望感とがあいまったらね、そりゃ泣けますよ。広い荒野にたったひとりで置き去りにされたみたいだよ。
  • 弱りながらも心の底から腹が立ったし悲しくなったし、そうは言ってもその一方で「夜間の急患相手じゃこれが限界なんだろな…」と納得したがる物分かりのいい自分もいたりして、頭の中がぐしゃぐしゃなのはさすが熱があるせいだよね?いやっはー。
  • しかし、いくらなんでもあの言い草はあんまりすぎると思い直し「辛くなかったら、夜中にわざわざこちらへ伺いません(ぜーぜー)…!」と訴えること数分。すると朝早くから開いてるという別病院での再検査を促され、言われるがままにそちらへ移動することになりました。それにしてもあー、ぜってえ忘んにがらなーあんのくされほいど。カスかだってんでね!*1
  • 流れ流れて市内某医院。夜間急患センターから直行で一番乗りしたはず、にもかかわらず午後までかかってようやく帰宅。どういうこと?
  • 結論から言うと、血尿出てるしたぶん胃炎?もしくは腎盂炎?よくわかんなーいテヘ♡みたいな感じでとりあえず薬を山盛り処方されました。いいのか?そんなふわっとした感じの診断で。
  • 診察の話に戻るとですね、予約のひとたちが一番乗りのわたしをぐんぐんすっ飛ばしていくわけですよ。そりゃ予約は予約だしお得意さん(?)みたいなのもあるんだろうなってことくらいは分かるんだけど、どう見てもわたしよりお元気なんですよみなさん。みなさん、本当、どこがわるいの…?
  • 椅子にべったり突っ伏すわたしを見かねたスタッフさんが「奥で横になりませんか?」と声をかけてくださり、移動ついでに採尿採血。横になるなり「ごはん食べれてないでしょう?とりあえず点滴いっとこうか」と点滴開始。え?診察まだなのにいいの?どうなの?それ。
  • その点滴を挿しにきてくださった看護師さんが血管をなかなか見つけられず*2、ひとしきり腕を叩いたり縛り上げたりした後に苦肉の策として手の甲から5cmほど上のところに狙いを定めたんですね。したらば、それがいまいち上手くいかなかったみたいで結局肘の内側に挿し直したんですげども。最初の挿し位置がぐんぐん腫れてぼっこり盛り上がってきたんです。いたたたた。
  • 点滴そのものは2時間ちょっと、その後すぐに超音波検査に入るという説明だったはずが、待てどくらせどお呼びがかからず横になったまま待機。時計もiPhoneも手元にないので正確な時間はわからないけど、たぶん点滴が終わってから1時間くらいは寝たまま待機してたように思います。もしかして;存在を忘れられてる…?いやまさかそんな。
  • そうした不安をさらに煽ったのが、四六時中うめき声をあげ続ける隣のベッドの患者さん(たぶんまだ若い女性)の存在でした。何らかの激痛に耐えているらしく、ひっきりなしに「痛いぃ〜痛ーいーいぃいー!」みたいな涙まじりの細い叫びが聞こえてくるので何事かと思ってたらば、なんと尿管結石だそうで。人によっては気を失うほど痛いらしいですね、それ。そりゃ後回しにされるよ自分。でも、お願いです、忘れないで…?
  • 最終的に、院長直々の超音波検査を受けて病院を後にしたのが13時すぎ。腹部の拍動は相変わらずです。何なんだろね、これ?苦しいです。とりあえず、腹部動脈瘤の恐れはないみたい。
  • 熱が下がらないまま眺めるように見た「おおかみこどもの雨と雪」は、絵と写真の境界線が溶けてなくなりそうな背景にばかり目が行きました。本物以上に本物みたいな公衆電話や野菜や免許証、あれって本当に必要だったのかな。おやすみなさい。

*1:保原弁で他人を口汚くののしると大体こういう感じになります。ちなみにいわきでは通じませんでした。福島広い

*2:看護師さんの名誉のために言っておくと、もともとわたしの腕の血管はそうとう厄介な代物らしいです。医療系国家資格持ちの友人談