almost everyday.

its a matter of taste, yeah

わたしとどこか遠く逃げませんか

  • はー、もう、いけません。楽しみすぎてすっかり目がさめてしまいました。
  • そういうわけで。ふつうの平日とまったく同じ時間に起きて、通勤列車のいつもと同じ座席に座り、毎日毎日同じ時間に降りる駅をそのまま通過し遊びに出かける。という日々のささやかな妄想を実行に移してみました。楽しい。楽しい!なんだこれ。うふふふふ。

  • 新幹線改札を出てすぐのグランスタで朝ごはん、築地のお寿司屋さんの朝定食。鮭といくらをまずは白いごはんで堪能した後、〆をだし茶漬けにしてさらさらといただきます。炊きたてごはんがとても美味しい。しあわせ。
  • 千駄ヶ谷の駅に降り立った瞬間、まず驚いたこと。蝉が鳴いてる…!まだそんなにも暑いのですか?この界隈は。暑さ寒さも彼岸までって言うじゃないですか。ねえねえ。

  • まずは工事中の国立競技場まわりをぐるんと散策、緑が多くて気持ちいいです。だから蝉も居心地がいいのか。そうなのか?競技場のトラックには昔たった一度だけ足を踏み入れたことがあって、ここもいよいよ見納めかと思うととても名残惜しいです。いつ見ても凛々しくて格好いい建物。
  • そのまま外苑西通りをのんびり歩いて、ワタリウム美術館磯崎新展。建築家としてのキャリアではなく、主にデザイン周辺の足跡を追う展示でした。マリリン・モンローのヌードグラビアから曲線を切り取ったというモンロー定規、岡本太郎の展覧会場をほぼ暗闇にディレクションした話など、どれもこれも興味深い内容。中でも、とりわけ自分に深く刺さったのはこの言葉でした。

いつの頃かカメラを持ち歩くのをやめた。
シャッターを押したとたんに、見たものを全部忘れてしまうからだ。
かわりにスケッチブックを持つことにした。
画面全部を埋めるので手間がかかるが、それが細部の記憶をたしかめてくれる。

  • 自分はわりと気軽に写真をぱしぱし撮る一方で、カメラそのものや画質にまではほとんど気が回らなくて。それってどうしてなんだろうな、と以前から不思議に思っていたのですが、その理由が何となく分かったような気がしたんです。自分はいつも、いいことも悪いこともひととおり言葉に置き換えた上で覚えていたくて、写真はそれを補完する手段にすぎないんじゃないか。なら仕方ないよな、というような感じで。

  • 同じ道をしばらく歩き、青山通りに出てまたしばらく進んだところで小林賢太郎展。入場無料とあってなかなかの盛況ぶりでした。展示をひととおり眺めた後はSOUSOU青山店へ。オンラインショップの色鮮やかな手ぬぐいを、この目で一度見て見たかったのです。悩みに悩んで2枚購入、とてもしあわせ。大事に使います。
  • 再び通りに戻ると、青山学院大学が何やら賑やかなので立ち寄ってみることにしました。同窓祭?とのことでカフェテリア他いろんな施設が開放されていたので、すかさず購買部にて箱根関連グッズを確認。めぼしいものがなかったので、代わりに大学ロゴマーク入りのA5ノートを買いました。こういうオリジナル文具というのは、どこの学校であれ気高く厳かな雰囲気があって格好いいなと思います。

  • 渋谷のガード下を抜けて、鶯谷町のなぎ食堂でお昼ごはん。完全菜食者(ヴィーガン)向けのお店というよりはmap関連のイメージが先行していたからか、厳格さや敷居の高さは感じず。むしろとても居心地がいいです。ベジミートの唐揚げ、ニラや生姜のパンチが効いてて美味しかったな。また行きたいです。
  • 食後は同じ通りの東塔堂へ。建築やアート関連の書籍を数多く取り扱ってらして、さっき見てきた磯崎新関連本を読みふけるなど。それと、太田和彦による資生堂の広告写真集やそのカメラマンである十文字美信のインタビュー本なども。人脈って大事なんだな、どんな世界でも。
  • センター街に出て新装HMVレコファンをぐるり一周、17時すぎにクアトロへ。ライブ周りのあれこれは別項で。
  • 終演後、あまりの濃さ良さそして熱さに圧倒され物販Tシャツをよろよろと購入。ライブの余韻に浸りつつ、そしてあれこれ語らいながらビール片手にゆらゆら歩いて新宿まで。何から何まで楽しかったです。はー、満足。
  • 初めてお目にかかれたそのひとは、ほわんとした柔らかい雰囲気がとてもすてきでした。初対面とは思えないほど話題がかちっとかみ合って、そのせいでついべらべらと自分ばかりが話しすぎてしまった感がひしひしと。わたしはいつもこうだ、仲よくしていただけるとつい舞い上がってしまうんだ…。色違いでおそろいのナーバスTシャツ、大事にします。いつか共通の*1友人と3人で飲めたらいいな、という新たな目標ができました。実現させたいです、必ずや。おやすみなさい。

*1:それも、全く異なるルートでの