almost everyday.

its a matter of taste, yeah

Into The Sunshine

  • ベル・アンド・セバスチャンのスチュアート・マードックが脚本・監督を担当、10年がかりで完成にこぎつけたというミュージカル映画。画も音も何もかも可愛くていとおしくて、胸がきゅんきゅんして止まらないのですが、わたしは終始ヒロインよりも傍で寄り添う男の子ばかり目で追ってしまってました。主人公に振り回されておろおろしつつ、輝く魅力に抗えないまま、それを微かな諦めとともに受け入れている男の子。ああもう大好き。たまらん。大好き。
  • その彼の見てくれというのがまた絶妙でして、若き日のスティーヴン・パステルみたいなくるくる髪のほっそり眼鏡なんですね。そのクラシカルな眼鏡とわずかな空きっ歯具合はデビュー当時のコステロをも思わせるんですね。いちばん上までボタンをしめたフレッドペリーのポロシャツにアノラック、走るシーンではいかにもすぎるどんくささを醸し出し、ヒロインを見守るにやけ顔には時おりほんのちょっとだけ偏執的なヤバさも漂ってたりして、なんかもう何から何まで完璧だったんでした。上映中に何度も何度も「分かってらっしゃる…!」的ため息を漏らしてしまったという話。
  • こういう男の子が夢中になる女の子ってのはいつだってきらきら眩しくて可愛くて、そういうふたりをまとめて見上げてうっとりするのが常だったよなあ昔のわたし、みたいなことをぼんやり思い出したりもしたけど、意外に悪い気はしなかったんですよね。モブにはモブの矜持がある、ってことでもいいのかな。いいんだよな、たぶん。
  • いきおい余って男の子のことばかり書き連ねてしまいましたが、ヒロインももうひとりの子も素晴らしく可愛かったです。黒髪のおかっぱにクールな目線と赤い唇、どきどきしちゃうわー。金髪の子はとにかく笑顔が可愛くて、目を見開くたび口がぽかんと開いちゃうとことかもう最高でした。たまらん。DVDが出たらこれを肴に飲みたいです。語らいませんか。さあさあさあ!
  • 最後にもうひとつだけ。男の子が「将来は----になりたい」と呟く場面を見てつい思わず「これがいつか遠い未来に叶うか似たようなところに落ち着くとして、エンドロールでこの子がリーガル・マンでも歌い出したら最高だけどカオスすぎるな」と密かに色めき立ったのはわたしだけでしょうか。ですよね。そりゃそうだ。うん。
  • 午後はアーユルヴェーダ、その後は本日最終日の世界陸上をおさらい。女子マラソンは上位4人のトラック勝負をディババが制したのですね。ほえー。7位入賞の伊藤がリオ内定、めでたい。女子5,000mの鈴木・尾西も中盤まで上位に食らいついてて格好よかったです。
  • キプロフが勝った男子1,500mは大混戦、男子ハイジャンプはフィールドの雨濡れが祟ってか全体的に記録が伸びずちょっと残念でした。見たかったな、ワールドレコード更新の瞬間。マイルリレーは女子がジャマイカ、男子はアメリカ。男子の4走、バックストレートでの加速がむちゃくちゃ速くて最高でした。あの子ったらまだ20歳なんですって。いいなあ。今後が楽しみです。というわけで、今大会も楽しく観戦いたしました。地上波で陸上競技にどっぷり浸れる夢の9日間をありがとうございました。おやすみなさい。