almost everyday.

its a matter of taste, yeah

37度2分の発熱

  • ついに来た。折からの寒波でわたしも風邪にやられてしまいつつあるようです。
  • 朝の時点では喉の違和感と鼻づまり、咳とくしゃみが少々といった程度で済んでたのだけど、始業後どんどん風向きが怪しくなってきました。身体がだるくて関節が痛い。あーこれ確実に熱出す直前のやつだ、と観念して仕事を抜け出し職場最寄りのクリニックへ。個人医院は水曜午後休診のところが多いため、何とか午前中の受付に間に合うようにと急いだのですが、いま思えばこれが嵐の前触れでした。
  • ありがたいことに待ち時間ほぼゼロで診察を終え、首尾よく処方箋を手に入れたものの薬局は既に閉店済み。なら仕方ない、帰りに別のところに寄ろうとその場では理解したのですが、ここでいきなり加速度的に具合がわるくなってきたんですね。あー、こんなことなら注射の1本もキメてもらうんだった…と後悔するも時既に遅し。
  • どうにもしんどくて身体を縦にしておけないので早めに仕事を上がらせてもらい、やっとの思いで駅の階段をのぼり新幹線に乗って駅からよろよろ移動して自宅近くの調剤薬局にたどり着いたんですね。したらば、頼みの綱のこの薬局も水曜午後は薬剤師不在だったんですよね。膝から崩れ落ちましたよね、とりあえず。いや、比喩とかじゃなくて本当に。
  • ここからの展開がわたしにとってはなかなかアメイジングだったのですが、ブローカ野の働きがいよいよ怪しくなってきたのでとりあえず寝ます。おやすみなさい。
  • 翌日追記。調剤薬局の窓口でへたり込んだ自分も自分に驚いたけど、薬局の窓口さんはきっとそれ以上に驚いたのですよね、間違いなく。「大丈夫ですかー、帰れますか?」との問いにわたしは後先まったく考えず、全身の力をふりしぼって「ほかに薬くれるところ教えてください、お願いします…」と返したんですけど、それって言うまでもなく薬局の業務範囲外ですよね。仮に「うちじゃ今日は無理、他あたって」と放り出されても文句は言えない、というかそれが当たり前の対応のはず。
  • そうは言っても、すぐ目の前によれよれの患者(わたし)がいる状況では良心が咎めたのでしょう。窓口さんは驚きの行動に出ます。「わかりました。それでは、わたくしが代わりに薬を受け取ってまいります。恐れ入りますが処方箋とお薬代、それと保険証を一時お預かりしてよろしいでしょうか?」…って、えええ?
  • 冷静になって考えてみると、これが正しい対応かどうかについては意見が分かれるところだと思います。突っ込みどころがありすぎるし、リスク管理だってガタガタです。別の薬局でこの状況をどう説明するの?何を以て関係性を証明するの?事故や盗難があったらどうするの?お前もお前だ、軽々しく第三者に個人情報と金を預けるんじゃない。等々、あまりにも隙がありすぎる。
  • とは言え、わたしの体調はこの時点でまともに歩けないほど最悪だったわけで、窓口さんの申し出は涙が出るほどありがたかったのでした。ものごとの善悪やリスクを考える余裕なんて露ほどもなかった。かくして、窓口さんはその後、自転車かっ飛ばして別の調剤薬局を3軒(!)も回ってくださったそうです。この日かかった医師がわたしの既往症をあらかた把握しており、気を利かせて合わない薬を外してくれていたばっかりに、すべての在庫を持つ薬局がなかなか見つからなかったらしい。あああああ…。返す返すも申し訳ない。おかげでどうにか復調しました。ありがとうございました!