almost everyday.

its a matter of taste, yeah

その人を殺してはならぬ

  • 女は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の上司を除かなければならぬと決意した。女には政治がわからぬ。女は、中小企業の末端社員である。伝票を切り、算盤を弾いて暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
  • いやいや、そんな筈はないんですけどね。昨日の話の続きですけど、まあ当然っちゃ当然の帰結として関係者一同が激怒したんですよね。大激怒。あ?おめー今さら何言ってんだ?ああん?と上司の上司にも失笑されましたし。
  • にもかかわらず、驚いたことにまだ折れないんですよあのバカ上司ってば。単に引っ込みがつかなくなってるだけならいいんですけど、週末挟んで変な知恵つけてまた暴れ出したらいよいよ面倒くせえなあ…と全員げんなりしつつ長い長いミーティングを終えた次第であります。ある者は憎々しげに舌打ちし、ある者は大げさに眉をつり上げそれから爆笑、またある者は「よその上司を悪し様に言うのも気が引けるけど、あのひと頭大丈夫?」と真顔で訊いてきました。ちょっとだけトイレで泣いた、あんまり情けなさすぎて。
  • ああ、やっと週末。長かった、ほんと長かった。とりあえず泥のように眠ります。おやすみなさい。