almost everyday.

its a matter of taste, yeah

インヘルノ

  • インヘルノ第3巻、配信開始のお知らせ。

インヘルノ 3 (花とゆめCOMICS)

インヘルノ 3 (花とゆめCOMICS)

  • Reader Storeで各種ポイント決済ができるとわかって以降、漫画の類は電子書籍で読むことが多くなりつつあります。活字と違って小さな画面でも読むのがあまり苦にならない、すきま時間にちょこちょこ読める、保管場所をとらない、等々わりといいことづくめ。デメリットと言えば、見開き大ゴマの迫力が削がれることくらいでしょうか。バトル物には死活問題かもしれないけど。
  • 熱心な漫画読みには程遠い自分ですが、このひとの作品は大好きでほぼ全作チェックしてます。本作は姉弟もの、つまり禁断の愛がテーマなのだけれど、よくある安易なドロドロに落とし込まない辺りがいつものマツモト節で、読んでいて嬉しくなってしまう。何度も何度も読み返してます。
  • このひとの作風で唯一気になる点を挙げるとすれば、情景および心理描写をモブの会話に委ねがちなところ。「噂のあの子」的選ばれし者が主要キャラを占めている、という事実は、どうしたって読者の感情移入を妨げます。ただ、こうして距離感を保つことに前述のドロドロを回避する狙いがあるとすれば、それはきっちり機能していることになるわけで。
  • 本作に関して言えば、回を増すごとに語り部となる脇キャラが増えることでこの懸念は徐々に解消されつつあります。ここぞという場面の切り取りかた、寡黙なモノローグ、描き込み過ぎない余白を残す構図はまるで映画のワンシーンのよう。抜群に画が上手いタイプの作者さんではない、にもかかわらずものすごく引き込まれてしまいます。かと思えばギャグも細かく描かれていて、そのバランス感覚がとても気持ちいいのでした。全体的に平熱が低めというか、それでいて振れ幅が大きいというか。そのメリハリ感が最高にツボです。刊行ペースは年1冊、このままゆっくり末長く続いてくれるといいな。
  • 先発は釜田。勝った!オコエプロ初ホームラン。めでたい。熊原も元気でよかったですね。うんうん。今日は青山も大過なく持ち堪えられてよかった。松井はいよいよ心配だけれども。
  • 夕方、旧友たちと飲み。楽しかったな。おやすみなさい。