almost everyday.

its a matter of taste, yeah

He lies on his side, is he trying to hide?

  • 髪を切り、眼鏡を替え、今季初めてウールのコートを着て、新しいマフラーを巻いて出勤。心なしか晴れやかな気持ちの朝です。
  • そういえばここ何年かは、若い頃にはしょっちゅうあった「ちょっとしたことで落ち込む・気が沈む・具合まで悪くなる」というマイナートラブルが目に見えて減ってきたように思うんです。自分ではそれを加齢に見合う落ち着きを得た、あるいは単にもろもろ諦めがついてきたのだろうと解していたけど、たぶん理由はそれだけじゃない。というのも、ここ何年かで決定的に変わった生活習慣がひとつだけあるんです。それは「よく歩くようになった」ということ。たったそれだけ。
  • 生まれたところは車を10分走らせてやっと最寄りのコンビニにたどり着くような田舎で、20代の大半を過ごしたアパートは小高い丘のてっぺんに位置していたため、何だかんだで30過ぎまで車社会にどっぷり浸かって生活してたんですね。それが仙台に越してきて車を手放し、自転車によく乗るようになって、さらに便利な場所へと引っ越したらば歩く機会が格段に増えたと。これがまあまあ大きいと思うんです、要因として。
  • 何故って、使う感覚が全然違うんですね、車で移動するのと歩くのとでは。車だと視覚80%聴覚20%、といった配分が徒歩だと視覚50%、聴覚20%、触覚嗅覚各15%くらいになる。視覚が占めるウエイトは徒歩でもやっぱり高いけど、風の冷たさや陽射しの暖かさや近所のごはんのおかずの匂いは車の密閉空間ではほぼ感じられません。それに、ちょっとした段差や坂道もあまり意識することがないように思います。体感として。要は、五感に訴える刺激が違うんだろうなあと。
  • というわけで。仕事で煮詰まった時や家でひとりしょうもないことをぐるぐる考えてる時など、ちょっと気分を変えて外に出てみると何となく頭がすっきりするのはこのおかげなのかな、という気がしています。
  • 天気のいい日に日光を浴びるのは気持ちがいいし、草木やなんかを眺めて季節を感じるのもいいし、普段は行かないコンビニやスーパーの品揃えをチェックするのも楽しいし、それより何よりぶらぶら歩いてるだけで時間が経つのにびっくりします。歩き疲れて帰ってきた後、お腹が空いてごはんをもりもり食べるのも気分がいいです。自分の中のよけいなものがふるい落とされて、必要なものだけ残るみたいな感覚。単純にすっきりします。何でだろうな。おやすみなさい。