almost everyday.

its a matter of taste, yeah

あなたがここにいてほしい

  • 札幌市内の宿からおはようございます。こちらのドミトリーは遡ること2か月ほど前に確保したのですが、その時点で既に札幌市内の主要ビジネスホテルが既に軒並み予約でいっぱいになっていて「さすがは一大観光地、お盆を過ぎてもこんなに混むものなのだなあ」と感心しておりました。が、ここへ来てようやくその理由のひとつが判明。本日8月26日、2018北海道マラソンが開催されるのですね。ほえー。そりゃ混むわ!納得。
  • 予約時点ではタオルなしアメニティなし自炊設備付きの完全なるバックパッカー向け宿泊施設とお見受けしましたが、何だかんだでタオル類はサービスしてもらえたしこざっぱりして余計なものがないし、そこへ持ってきてこちらは野球が長引いたせいでずいぶん遅い時間にチェックインするはめになったわけで、このシンプルさはむしろありがたいとさえ感じた次第であります。浴室のシャワーカーテンが極端に短くてほぼ用をなさないこと、バスタブの栓が消滅しており湯を張れないことを除けば至って快適だったと言えましょう。札幌の涼しい夜に心もち厚めの夏掛けふとんはたいへん気持ちよく、気を失うように入眠そして熟睡できました。あー、よく寝た。

  • というわけで、本日最初の目的地はこちら。キリンビール千歳工場であります。昨年は福岡、一昨年は神戸と夏の野球旅における恒例行事化が否めないキリンビール工場見学ですが、日程を決めた時点ではこの週末が定休日扱いになってたんですよね。「そういうことなら仕方ない、運が悪かった。せめてレストランだけでも予約しとこう…」としょんぼりしていたところへまさかのイベント開催アナウンス。それも、年に一度のフェスティバルです。むしろ引きが強い。強すぎる。こりゃもう行くしかないぜ〜!と大喜びで馳せ参じましたらば、基本的に土日は稼働していないはずの瓶詰工程ラインがゴリゴリ動いてたわけですよ。最高かと。

  • おもてに出れば発酵タンク前に出店があるわ、製品倉庫前にビールを買い求める行列ができてるわ、そのビールが1杯200円という破格値だわでなんかもうあれだ、もろもろ大らかで懐深くてたいへん居心地がよかったです。注いだあとにひと手間かかるフローズンですら300円。ここは天国かと。

  • 蒸したてのアスパラ&熱々のジンギスカン、窯で焼き上げるピザ、手のひらほどの大きさを誇る鶏皮揚げ、どれもこれも美味しかった…。特にピザはしっかりした厚みがありながらもさくさくで、生バジルが香り高くて、さっぱりしつつもコクのあるチーズがべらぼうに旨かったです。くらくらしちゃう。

  • そんなこんなで今日も今日とて球場へ。展望台への入場料は通常大人520円のところ、時間帯がよかったのか100円引きの420円でした。おねだん以上に楽しかった…!

  • 長い長いエスカレーターを上ったり、サッポロクラシックの売り子さんコスで記念撮影できたり、中継時にもたまに見切れたりするあの展望台のてっぺんからバッターボックスを見下ろせたりするんです。実際、最初のイニングはこのアングルから注視してたんですが、「こんなん絶対他じゃできない…すごいいい」とため息をもらしてばかりでした。得難い体験。
  • 先発は塩見。言いたいことはいろいろあるけど、今日のウィーラーは本当にいいところがなかったですね。牽制死を皮切りにそこ抜けちゃダメでしょっつうアレな守備、とどめに清宮の打ち上げたフライを落球。あれは見ていて唖然としました。何なの?どえらいスピンがかかってるとでも言うの?清宮の打球。そんなバカな。田中の打球への執念を見習ってくれと言いたいです、切実に。
  • そもそもの話としてですね、このところ目立った活躍のない岡島をなんでまたよりによって今日スタメンで起用したのかと。昨日の聖澤、動きは良かったのにな。打ててないけど。単に上沢との相性が良くなかっただけかも、と思ってたのに。
  • 6回と早い段階で嶋に替えて山下を代打に出してきた時は「いくらなんでも試合を捨てるのが早すぎないか」と天を仰ぎましたが、結果的にここで山下が塁に出て西巻が繋いで島内がタイムリーを放ってこの日唯一の得点シーンが生まれたわけで、そこは本当にありがたかったのですよね。何なら山下、8回にもツーベース打ってますもんね。それも宮西から。良い。とても良いです。
  • しかし、7回の松井は今季3指に入るハラハラ劇場でありました。初球をいきなりセンター前に運ばれたかと思えば続く大田の打球を弾き、さらに近藤に対してはフォアボールとわずか10球でノーアウト満塁。続く中田がゲッツーそしてレアードもゴロに倒れてくれたおかげでたまたま無失点に抑えたとは言え、こんなに危なっかしくてはどこも任せられないじゃないか。どうしたらいいんだ。ううう。
  • 9回はかろうじて島内が出塁するもその後まったく歯が立たなかったので、最後に清宮の話でも。あの、スターウォーズのテーマが流れた瞬間の期待感というか絶望感というか場の空気をがらりと変えてしまう存在感のようなものには、類稀なる風格があると言わざるを得なかったです。にもかかわらず、まだ19歳。めちゃくちゃ走るしなかなか速いし、なんだってまたこういうのばっかり集まってくるんですか日ハムさんには…!すごいわ。育成上手にも程があるという話です。うらやましい。
  • 返す返すも残念なのは、マイヒーロー福山がここに至るまで復調どころか2軍戦にすらほぼ全く登板していないという事実です。観たかった、札幌で投げる福山。いつかまた何年か後に来ます、必ずや。そのときこそ勝ちたいです。おやすみなさい。