almost everyday.

its a matter of taste, yeah

ビル・エヴァンス タイム・リメンバード

  • 平日4時台起床の身としては朝方まだまだ肌寒く、いつまでも手放せずにいたこたつふとんを今朝ようやっと洗濯しました。すっきり。ついでに週末ぶんの洗濯も一部前倒しにて片付け、いつも通りに弁当を作ったところでいい感じにお腹が空いて納豆ごはんと具だくさんのお味噌汁にて朝食を。本日、いつかの振替でオフです。

  • 出勤する夫を見送った後は病院へ。さすが平日、待ち時間がいつもの半分。術後の経過は良好とのこと、同じ処方をこのまましばらく続けられそう。ほっ。小さなお祝いとしてコリアンダー香るビールをぷしゅった後はチネで映画を。

  • ビル・エヴァンス タイム・リメンバード。その功績や生涯はうろ覚え程度ながら、ピアノに祈りを捧げるようなキービジュアルが印象的で機会があればぜひ観たいと思ってました。なんでこんな姿勢なんだろ、と不思議に思ってたら実際いつもこんな感じで弾いてたんですね。顔を極端に俯け、まるで鍵盤に覆いかぶさっているかのように見えます。ジャズ畑のピアノと言えば、わたしの乏しい知識においてはどちらかといえば「叩く」とか「走る」とか「撫でる」いう形容がしっくり来るように思うのだけれど、このひとの演奏はいずれにも当てはまりませんでした。鍵盤の上を、指先が柔らかく舞っているように見えた。その様子がとても美しかったです。繰り返し何度も映し出される兄・ハリーと肩を組み肩車される笑顔の写真が切ない。
  • ドキュメンタリー映画としてはごく一般的な、過去の映像と関連人物のインタビューによる構成でしたが、字幕の位置があちこち変わるのでとても見づらく気が散りました。オリジナル映像との兼ね合いと頭では分かっていてもいまいましい。エンドロール前のただし書きと静寂に満ちたトラックリストはたいへん潔く、この作品を作る喜びと誇りに満ちていると感じました。
  • 映画の後はCD屋さんへ。久しぶり。入店直後に偶然、このお店で初めて買った音源がかかるというミラクルに歓声を上げその後もあれこれ試聴させていただくなど。ビョークのカバーコンピ、メイヨ・トンプソン関連、GUIROの7インチ他どれもこれもいつもながらに絶妙。楽しかったです。ひとに貸したまま戻ってくる気配のないkokyu新譜をもう1枚買って帰宅、こちらは手元に置いておく盤にいたしましょう。みんなぐるぐる聴いたらいいよ。格好いいぞ、仙台の宝は。
  • 先発は美馬。連休最初のロッテ3連戦以来の現地観戦であります。相手先発山岡のピッチングが素晴らしすぎた(96球完投)おかげでなんと21時前にゲームセット、こんなことってあるんですね。辛勝。ヒーローインタビューは勝ち投手の美馬と猛打賞の辰己、しかしわたしは7回に自ら招いた満塁のピンチを見事切り抜けてみせたブセニッツをこそ讃えておきたい…!ランナーを背負おうとも動じぬ腹の据わり具合、たいへん好みです。いいもの見ました。
  • それにしてもああ、明日の予告先発・岸がコールされた瞬間の盛り上がりはこの日一番だったのではないかしら。待ってた。ずっと待ってたよ!おかえりなさい。おやすみなさい。