almost everyday.

its a matter of taste, yeah

小さな恋のメロディ

  • いつかの代休、きょう一日だけのお休み。真夏の名画座@チネ、というわけで小さな恋のメロディを見てまいりました。
  • 少年少女の恋が走り出すまでの展開にかなり時間をかけている、というより自分のような大人からするとやや冗長とさえ言える尺のとり方が少しばかり退屈っつうか、この子らいっつも暇さえあれば走ってるな…?みたいなことばかり考えながら物語を追っておりました。が、いざ山が動いてからの伏線回収はきわめてスムーズで、そうかここでアレが効いてくるのね!という明快さが観ていて気持ちよかったです。周囲の大人たちがわかりやすく戯画的な演技に徹しているのも、おとぎ話みたいな雰囲気づくりにひと役買っていると思いました。
  • 特に印象的だったのは恋に落ちる少年少女とその友人、3人のメインキャストが全員まだまだあどけない子どもなのに時折ふっと老成すら感じさせる深遠な表情を覗かせるところで、いちいちはっとさせられたりどきどきさせられたりしたんでした。あとはもう、ひたすら親に近しい目線で事の成り行きをはらはら見守るばかりでしたよね…。あらゆる挙動がとにかく愛くるしかったですよね…。いろんな意味で眼福でした。
  • ちなみに朝はいつも通りに目覚めてしまい、いつものようにMUST BE UKTVを見届けたばかりか後続番組のクラシック倶楽部までガッチリ堪能。夜明け前の空が濃い霧に覆われていたため洗濯は見送ったものの、夫の弁当をつくりざっと掃除を済ませアイロン掛けまでやりおおせてもまだ7時前なんですよね。というのも、夫が起きてくるのって毎朝7時半とかなんですよね。わたしはと言えば毎朝7時ほぼジャストからゴリゴリに働いてるんですよね…だめだ、あんまり深く考えるのよそう。というわけで、覚醒ついでに半ば無理やりいい嫁キャンペーンを開催しました。目玉トースト焼いて桃剥いて水出しコーヒーで朝ごはん。楽しいです、自らの意思でやる分には。これが義務ならしんどいだろうな。

  • 9時すぎにチネでチケットを確保*1した後は、エスパル地下の玉澤総本店でクールダウン。冷やし碾茶と麩まんじゅうで心地よく涼むなど。チネでは風流にも瓶エビスをかっくらいながら古き良き恋物語を堪能。普段はプレモルハイネケンしか置いてないはずのチネに何故…?と思ったら「愛がなんだ」公開記念で登場人物ゆかりの酒が取り揃えられているのだとか。ありがたや…レギュラーメニューにしてくださったらレイトショーで毎回飲むよ俺…!午後は午後でたんまり歩いた後にPâtisseries Glaces Kisetsuのジェラートでひと休み、ピスタチオとキウイ。なめらかとさっぱりの組み合わせ、たいへん美味でした。

  • 15:30、勾当台公園野外音楽堂。本日ここで渋さ知らズ投げ銭フリーライブが行われると聞きつけ馳せ参じました。kokyuのアルトサックス・須貝さんが仙台からの「ひとばしら」なる選抜バンドに名を連ねているとあって、こちらも楽しみにしておったのです。

  • 30分ほどの前座演奏の終盤、ステージ上にちょっとずつホーンズが増えていく段取りは見た目にも音圧としてもわくわくさせられっぱなし、以後18時すぎまでノンストップ演奏。なんならステージを降りてもまだ曲が続いていて、なんかもう凄かったです。各々のソロの独壇場でじっくりねっとりメロウな音を鳴らしたかと思えば、クストリッツァ映画みたいなチンドン祭りで老若男女を踊らせまくり、ダンサーは妖艶に客間を練り歩いて投げ銭を促すという異空間…つられて2回お金入れました。あれには応じざるを得ない。楽しかったな。
  • 先発は美馬。やっとやっとやっと勝ったぞー!何とか3タテは免れたぞー!17時プレイボールだったというのに終わったのは22時すぎという総力戦、最後はキャプテン銀次が決めてくれました。長かった、でも見届けられてよかった。わっしょい!おやすみなさい。

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