almost everyday.

its a matter of taste, yeah

ジョジョ・ラビット

  • 夜、TOHOシネマズでジョジョ・ラビット。例によって事前情報を極力シャットした上で臨んだのですが、冒頭からあれ?ナチスの話なのに英語?大戦中なのにビートルズ?と次々頭にはてなが浮かんでまいりました。現実の白黒映像とジョジョの弾ける笑顔が交錯し、なんとも無邪気な「ハイル・ヒトラー!」の掛け声もあいまって、抱きしめたいのアウトロが鳴りやむ頃には諸々ぜんぶOKって気持ちにさせられてしまってた。よろしい。わかった。そういう感じね?楽しくやるのね?
  • というわけで物語の導入部はこの上なくポップでハッピーで「海賊王におれはなる!」くらいのテンションでもって描かれるわけなんですけど、たかだか10歳の子どもに本物の短剣を持たせたり「子を産んで国に仕えよ」みたいなことを説いてみたりウサギを殺せと命じてみたり挙げ句の果てには手榴弾の実演訓練なんかもしれっとやってたりして、何ともじんわりいやーな感じにそこはかとなく戦況のヤバさが伝わってくるんですね。そのポップさといち市民のあっけらかんとした盲信ぶりとの対比がまずは空恐ろしいというか、やっべえこれってわが国だって現在進行形でわりと他人事じゃなくね?あと何歩かで大差ないって局面に差しかかりつつあったりするんじゃね?って気がしてきました。
  • この先は何を書いてもネタバレに繋がりそうなので言及を避けますが、母親役のスカーレット・ヨハンソンがすっごく良かった。そして、彼女の行く末を暗示する数々の演出が巧みで舌を巻きました。大尉、あんた、何もかも知ってて最後のあの行動に賭けたっていうの…?不朽の名作「ライフ・イズ・ビューティフル」のラストシーンを思わせる大人の強さと優しさが胸に迫りました。ヒトラー役が監督ってすごいな。演説調の台詞回し、お見事でした。余韻を残すラストシーンもとても良い。


  • というわけで。朝6時にサウナ、8時に病院、11時すぎヘロッヘロになってふたたびサウナへ、という健康なんだか不健康なんだかよくわからない一日でした。竜泉寺の湯は安定の朝風呂500円、ゆっぽとみやはLINEの新春クーポン利用で400円。風呂&サウナ、それは冬の娯楽そして愉悦…!将来の夢は、24時間開いてるサウナもしくは早朝営業天然かけ流し温泉の徒歩圏内に住むことです。がんばって稼ごう。そしてなるべく健康かつ善良に生きよう。
  • とか何とか言いつつ、今宵は食後に夜の街へと繰り出したわけです。その後の話は上のほうに。おやすみなさい。