almost everyday.

its a matter of taste, yeah

keep your mountain picnic blues

どういうわけかふと、ちょうど1年半ほど前のことを思い出したのです。

そのころ自分は、あきれかえるほど荒みきった生活をしておりました。慣れない土地にはじめての仕事、友達できないわ恋人と別れるわ休日の楽しみなんざ寝て起きてまた寝て夕方すぎに起きてうだうだ酒飲む程度だよこんちくしょう、そういうわけでごく自然な成り行きとして最終的には軽度のアル中みたいなことになりかけたりもしたのですが、あれはやっぱりバイオリズムが落ちるとこまで落ちてたってことなのだろうなぁという気がします、今となっては。何が起きても悪い方へ悪いほうへと思考回路が傾いていく、それもループ状態で。出口なしの悪循環。ほんとに悪い夢みたいな期間でした。よかった、抜け出せて。

そのきっかけが何だったのか、あまりきちんと覚えてませんがおそらくはきっと「飽きた」のだと思います。悩む自分に。おそらく、真面目でも几帳面でもなければ「長期にわたって自分に酔える性質」というのも持ち合わせていないのだろうな。落ちるとこまで落っこちたらば、逆にすがすがしい気分になったのかもしれません。適当、ばんざい。たぶんわたし、一生鬱にはならないのでしょう。

・・・・・・といった内容のことを友人に話したところ「そんなのまだまだ甘いね」と断言されてしまったのでなんだかちょっとうれしくなりました。なあんだ、大したことないんじゃないかこの程度なら。しかし結構、多いのですね。地獄をみている人というのも。

手のひらサイズでやたら俊敏に動く、足の多い生き物がだいきらいです。

蜘蛛。むかで。アシナガ。カマドウマ。できることなら撲滅させてやりたいくらい、これらの虫を恐れています。この中のどれかひとつが突然目の前にぽとりと落ちてきたら、おそらくわたしは腰をぬかしてへたり込むことでしょう。たぶん一歩も動けない、はず。

あああ、そんなにも奴らのことを忌み嫌っているのに何故よりによってわたしの部屋のベランダに巣を張ったのよカミナリグモ。洗濯しようと窓開けた瞬間、たっぷり10秒固まってしまったじゃないか!おそらく、先週末の出張中にやられたのでしょう。直径にして約50センチ、実に立派な巣ができてました。クモそのものも見ていて気分がわるくなるほどふてぶてしい大きさ(5〜6センチ)。泣きました。素で。棒みたいなので追い払えばいいじゃない、なんてことを言われようともあの巣に(たとえ間接的であれ)手を触れることを想像しただけで悪寒が走るほど、だめなものはだめなのです。無理。どう考えても手の施しようがない。ほんの一瞬、暴れ出したい衝動にかられました。結局その巣は相方に処理してもらいましたが、我ながら「らしくないなぁ・・・」という情けなさで頭がいっぱいになってしまい恥ずかしくてたまらなかった次第です。ああ。虫のいない寒い国で暮らしたいなぁ。