だめだ、これは。
いつものとおりに目を覚まし、いつものとおりやる気のない服装で仕事へ行こうと玄関に立った瞬間。視界が急にぐらりと傾き、あわやセメントで額ぱっくりかちわりそうな体勢のままばたりと倒れこんだのです。すんでのところで身をねじり、額は一応無事だったのですがそのかわり、嫌というほど左肩を強打しました。やっぱりセメントで。あまりの痛さに呼吸困難、正直脱臼したかと思った。いや本当に。這うようにして部屋へ戻り、体温計を脇にはさんで一分間静止 →38.6℃。ごめん、今日は休ませてもらうよ。
そういうわけで、一日ぐったり眠ってました。ああ、からだ重たい。お腹すいたけど何も食べたくない。わけもなくかなしいです。これはせーり前だから。ああ、胸が張ってるよ。とても痛いよ。乳牛もこんなふうに乳が痛んだりするのかしらね?ついでに肩もじんじんしてます。次に生まれてくるときは、肩こりのない動物あるいはありんこみたいにちっちゃい虫がいいなぁ。ビルのてっぺんから落っこちても死なないでしょう?死ぬのはいやだとか早く死にたいとか、そんなことは滅多に考えないけれど痛いのだけはご免なのです。ついでに出産も。
自分が置かれている状態についての子細な描写、またはその不満を次々撒き散らすような記述というのは、第三者にとってひどく鼻持ちならないものなのですね。
そんなふうに考えるのは自分ひとりだってことにも気付かないで。結局ただの、自意識ですよ。ああいやだいやだ、こんなふうに身勝手なやつがいちばんいやなのに。わたしはじぶんがだいきらい。すくなくとも今は。
そんなこんなで、ふて寝中。