almost everyday.

its a matter of taste, yeah

lick your belly and i make you smile

週末、福島へ帰るときふと思いついてカーステレオに「ニュークリア・サウンズ」と「フリー・オール・エンジェルス」の2枚を入れて行きました。いずれもアッシュの、2枚目と3枚目のフルアルバムです。単にアッシュが聴きたいような気分だった、というのもあるけれど最近すこし気になりかけていたのです、「自分はなぜ2枚目のように3枚目を気に入らなかっただろう?」ということが。ぶっちゃけ曲は後者の方が粒ぞろいだし、アルバム全体の構成としても前者よりはるかにまとまりがあるのに。それなのに、どういうわけか自分の耳はつい2枚目を選んでしまうのです。いまだに。謎です。ううむ。

昨日は雪で音楽になど気を取られている場合ではなく、助手席に職場の同僚がいたこともあって車内はほとんど無音の状態でした。が、今日の仕事の帰り道。偶然2枚目の演奏が終わってすぐに、間髪入れず3枚目の最初の曲が流れ出した瞬間、あっさりすべてが理解できたのです。ドラムだわ。2枚目に比べて、3枚目は明らかに音が軽くなってる。何というかこう、加工されすぎているというか腹に来ないというか。そういう感じの、ちょっとだけ80年代ちっくな音だったのですよ、3枚目は。1枚ずつ聴いてる分にはまったく気付かなかったけど、並べて聴いたらこんなにはっきりわかるもんなんだなぁ。確かに3枚目は若々しい感じというか青春風味の曲が多かったし、こういう音のほうがアレンジとして合ってるのかもしれないです。でも、自分の耳はどうやらそれを頑なに受けつけないらしい。何しろまったく無意識のうちに取捨選択しちゃってるくらいだもんなぁ。すごいぞ、あたしの耳。や、別にそんなことないか。「気に入らない」ことに関する理由なんか、ない。おそらく。あるのはただ「好きになる」理由だけなのでしょうね、きっと。

そういうわけでつれづれ思い出してみると、確かに自分が好む音楽というのはすべてひとつの例外もなく、ドラムが重い(あるいはクセの強いリズム=踊れる)ものばかりでした。ズボンズしかり、Hi-5しかり、シカゴベースしかり・・・きりがない。このラインでは唯一フィッシュマンズが該当しないけれど、ベースが同じ役割を果たしているのでたぶん同義。こうやって考えてみるとなかなかおもしろいなあ。と、他人事のように思ったりしてます。

キリンのまろやか酵母、美味すぎ。何故セブンイレブンにしか置いてないんだろう。