almost everyday.

its a matter of taste, yeah

マゼモノハ、ホドホドニ! トモダチハ、タイセツニ!

いま購読している新聞の人生相談コーナーが、わりとおもしろいです。というか、相談の内容そのものが突拍子もなくて思わず笑ってしまうようなものばかりだったりします。対する回答も、あからさまに投げやりだったりなかなかどうして粋だったり。以下、いくつか例を。
例1:「娘に葬式用の預金を使い込まれてしまいました。どうすればよいでしょうか?」→「最寄りの法律相談所にご相談ください(そりゃ、そうとしか言いようがないですね)。」

例2:「5年付き合った彼が、私に指一本触れてくれません。どうしたらいいですか?」→「かけひき上手になりましょう(ごく個人的に、二股かけられてると思うんだけどなぁこの人)。」

例3:「物書きになって、皆をあっと言わせたいです。どうしたら文筆家になれますか?」→「まずは身の回りのことをかいてごらんなさい。ネタが切れたらその程度、ってことですよ(痛烈)。」

こんな感じで、コーナー全体がひとつの読み物として成立してしまうようなおもしろい話ばかりだったらすごく楽しいだろうけど、人生相談の主旨はそれとあくまで別なところにある(多分)のでなかなかそうとも言い切れないしなぁ。そういうわけで、王道と言うべきオーソドックスな質問も頻繁に掲載されます。「友人が未婚の母になろうとしているが、なんとかやめさせたい」「悪い友人と手を切らせたい」「あやしげな宗教をやめさせたい」等々。だけどもそれって、余計なお世話じゃなかろうか。いいじゃないですか、本人が好きでやってるならそれで。もし何らかの理由なり利害関係があってどうしてもやめるわけに行かないというのなら、心行くまで話を聞いてあげればいいと思うのです。

「あなたのことを思って」とか何とか恩着せがましい台詞を吐く前に、考えてみなければならないことがひとつ。本当に、そう思ってるんでしょうか。単にあなた自身が、それを気に入らないだけじゃないですか?「こんな奴と友達だと思われんのは嫌だな」「こっちにまで害が及ぶのは困るな」とか、そういう打算込みの意見になってませんかね?それならさっさと友達やめたほうがいい、間違いなく。「こいつがこの先何やらかしても、人殺そうが火ぃつけようが自分だけは信じるよ」くらいのことを思える相手だけを友達と呼べば、それで済む話です。そう思えないのなら、単に気が合わなかったというだけのこと。仕方がないです、そればっかりは好みの問題だもの。

結局言いたかったのは「相談されてもいないのに、興味本位で人の問題に首つっこむのはやめときましょうよ」って、ただそれだけのことです。はい。誰も望まない好意ほど厄介なものって、そうそうないと思うので。

フィットチーネ・ミーツ・かぼちゃクリームソース、美味でした。またやろうね、じゅんこさん。後半ちょっと鬱ぎみでごめんなさい。明日で何とか回復しますよ。・・・たぶん。