almost everyday.

its a matter of taste, yeah

そのまちがいが命取りに

今朝、職場に着いてすぐのことです。寝すぎて三重になった瞼もいまいましく、よけいに眠たくだるい気持ちで、うすらぼんやりとしたまま一本の外線電話を受けました。
自分:「・・・それじゃええと、お電話頂いた旨、担当の者に伝えますので。お名前とお電話番号をお願いします」
相手:「あ、はい。わたくし江尻といいます。電話番号は・・・」

という定石通りのやりとりを交わし、聞き取った内容を走り書きして、まずは受話器を置いたのです。で、始業時間を過ぎてようやく、そのメモを渡しに行こうと立ち上がった、その瞬間。どこがどうとは言えないけれど、何かがおかしいことに気付きました。自分で書いたそのメモの、どこか何かが間違ってるように思えてならないのです。どうしたものかと不思議に思い、まずはすべての項目をじっくり見直してみました。受信日時、相手の名前、担当の名前、電話番号、伝言内容。特に異常はないようだけれど、でも絶対にどこかが変です。おかしい。おかしい。なんだこれ。

・・・しばらくじっとそのメモ用紙を凝視するうち、ようやく謎が解けました。ああ、わたしはいったい何分間、自分の文字を睨みつけていたのでしょう。答えは実に簡単でした。何のことはない、「江尻」という字を「江尼」と書き違えていただけなのですよ。ははははは。もちろん即座に書き直し、元のメモはびりびり破いて隠滅しました。もし今わたしが中学生なら、こんなん誰かに見られた日にはアダ名がたちまち「アマ」で統一されてしまうことでしょう。恥ずかしいと言うよりむしろ自分に呆れる気持ちで、くすくす笑いを抑えきれませんでした。おもしろさのクオリティはそれの足元にも及びませんが、ちょっとだけクドカンの「ひきもこり」を思い出したりしましたよ。全国の江尻さん、ごめんなさい。でもちょっとだけおもしろかったのです、間違いを発見した瞬間の、あの脱力感が!ふふふ。

そもそも自分、「簡単なのになぜか書けない漢字」がやたら多いのです。「辞」という漢字は「『舌』と『辛』、どっちが最初だったっけ・・・?」といまだに一瞬考えてしまうし、「袋」と書こうとしたつもりが「姿」になってしまったりとか、そういう小さな思い違いが多々あります。ああ、義務教育で怠けたツケがこんなところに。「国語の教科書を3回音読してきなさい」とかいう宿題、結局一度もやらずじまいでしたねそういえば。結果オーライかつ適当な性格は、今もまったく変わりません。そういうわけで明日の東京行きも、シカゴベースのライブを見るのと友人に会う約束以外は何の予定もたててなかったりします。どうしようかなー、どこに行こうかしら。まあいいか。それでは行ってきます。おやすみなさい。