almost everyday.

its a matter of taste, yeah

これは恋ではない

昨日とはうって変わって、あたたかな朝。カーテン越しの光がまぶしいです。たくさん食べてぐっすり眠ったおかげで体調もすこぶる良く、わりと早く目を覚ましたのに結局昼近くまでふとんにぐるぐるくるまってました。天気のいい日にこうして何もしないことが、実はいちばんのぜいたくかもしれません。ああ幸せ。
ようやく起き出し、車で10分ほどの焼肉屋へ。昨夜のめちゃイケを見たら俄然肉を食らいたくなり、眠る前から「明日は焼肉!」と言い合っていたのです。しかも食べ放題90分。朝昼兼食、何なら夜まで持つかもよ?てなくらいがんがん食べました。満足です。そのままふとんへ逆戻り、うつらうつらするだけのつもりが結構気持ちよく眠ってしまい、以後どこへも行けず。相方、今日は車の商談へ出かけるつもりだったらしいのに結局それもキャンセルしてました。小さな声で背中を丸めてこそこそ電話をかける姿の可笑しかったことよ・・・。わたしに気付かれまいとしたのだろうけど、残念ながらお見通しですよ。電話を置いて振り向きざまに目を合わせたときの、あのバツの悪そうな顔ったら。ははは。なんか勝った気分、一方的に。

しばしうとうとしたのち目が冴えてからも、何となくとろとろした気分のままとりとめのない話をしました。自分の名前の由来は何だった?とか、子供にはどんな名前をつけたいか?とか。俺は女なら「子」がついてなきゃやだなーとか、そうかいあたしは二文字の名前がいいなーとか(アヤとかユカとか、そういうの)、それなら紀子さま眞子さま方式でいいじゃんとか、ちょっと待てよ男だったらどうすんだ、とか。こういう仮定の話には、やたら熱中しやすい性質らしいです。お互いに。

しかし、安心しきってこんな話に興じていると、何だか相手が親かきょうだいか親戚であるかのような気分になってきます。恋人ではなく。このひとと一緒なら、とても楽しく心やすらぐことができる。けれども涙が出そうなくらいに焦がれることはもうなくなりつつあります。まるごと心を許しながらも相手にドキドキし続ける、なんつうことはやはり不可能なんでしょうか。否、ドキドキしてたら心を許しているとは言えないのか・・・。だんだんよくわからなくなってきました。思えばこれまで好きになったひととは、心を許しすぎて互いの境界が見えなくなったり(=僅かな差異にもがまんできなくなった)逆にお互い心を許しあえないのが苦しくてお別れしてきたのです。それを思えば今がいちばんちょうどいい状態なのかもしれません。まあ、そう思えなきゃ恋人でなんかいられませんけど。

明日も暖かいといいな。それではおやすみなさい。