almost everyday.

its a matter of taste, yeah

クソタレな気分蹴とばしたくて

これは数日前、職場での出来事です。手洗いに立ったついでに髪を結び直していたら、隣で同じように手を洗っていた同僚が「ずいぶん伸びたねぇ〜」と声をかけてきました。それがずいぶん感心したような口調だったので少々ふしぎに思い、何となく自分も鏡で背中を覗き込んでみたのです。びっくり。いつの間にこんだけ伸びたんだ、わたしの髪は。「せいぜい肩先くらいだろうよ」と思っていた毛先はすでに、肩胛骨に届くどころか背中の真ん中あたりまで覆い隠さんばかりに伸びまくっていたのでした。来る日も来る日も後ろひとつにひっつめていたせいか、まさかこんな状況になっていようとは思いもしなかったのですよ。ああ驚いた。
かつて暗黒オーバードーズ期から見事生還を果たしたボビー・ギレスピーさんは、その後のインタビューで「ラリってるうちに髪がケツまで伸びててさ、自分じゃ何をしてたのかさっぱり思い出せないんだ」というようなことを話しておられました。それを読んだわたしは「いくらなんでもそりゃないだろうよあんた」と心の中で突っ込まずにはいられなかったものですが(当時はまだまだ初心なキッズだったもので、メタファーというものがよく分かっていませんでした。今以上に)、こんな自分が偉そうな口をきいてはいけないような気がしてきました。しかも自分の場合、サイドの髪はまだわりと短いのです。ということはつまり、ごく短いショート期から現在に至るまで一度も長さを揃えることなく、そのままずるずる伸ばし放題にしていることになるわけで・・・。幸いにも現時点ではラリるどころか酒に溺れてもいませんが、とりあえず女子としてあるまじき状態であることは動かしがたい事実のようです。悲しい。

それにしても。髪というのは、こんなに早く伸びるものでしょうか。一昨年夏の新潟旅行で撮った写真を見ると、当時の自分は耳も隠れないほど短い髪型をしているのです。そこから+35センチメートルとして1年半で割ってみると、少なくとも月に2センチ弱伸びている計算になってしまいます。それはあまりにも、頑張りすぎではないでしょうか。まあ落ち着け、髪だけじゃなくて他にも栄養が必要なところはたくさんあるだろう?とおのれの髪に呼びかけたい気分です。その過剰な養分を、たとえば血液に分け与えてやれるものなら、献血だってやりたい放題なのに・・・。ああ、何事もすんなり上手くは行かないものですね。人生ってたいへん。

というわけで本日、この伸びきった荒れ放題の髪を切ってまいりました。ばっさりショートでございます。頭が軽いわー、いやっほう。しかし油断は禁物、春はまだまだ先なので風邪をひかぬよう気をつけようと思います。手洗いうがい。手洗いうがい。それではおやすみなさい。