almost everyday.

its a matter of taste, yeah

あなたとわたしが夢の国

♪森のちいさな教会で結婚式を挙げました♪などと歌っていやがらせしようかと思ったけれど、一応どうにか踏みとどまりました。わたしもいい大人なんだし。っつーか、ここんとこ同僚の暴走っぷりがあまりにひどくてそれはもう、目に余る状態なのです。いやそりゃ分かるさわたしにだって少しくらい、結婚だもの婿入りだもの人生におけるビックサプライズだもの。多少はテンション上がってもまあ仕方がないさと思うよ、わたしだってそりゃあ。それにしてもさー、話振られるたびに満面の笑み+デレデレな態度で力いっぱい惚気っぱなしってのは、さすがにみっともないんじゃないかと。そのうえ同僚の色恋話を上司連中に勝手に暴露したあげく、真剣な顔で「○○さんにも幸せになって欲しいんだよ!皆に祝福させたいんだよ!」などとわけのわからない理屈をごね始めるに至っては、もはや開いた口が塞がらないというか。お祝いムードに水をさすのも悪いよなぁとそれまで口をつぐんでいたわたしもさすがに「いや、君の幸せが万人に当てはまるとは限んないから」と言わざるを得ない状況でございました。とりあえずよかった、自分がターゲットじゃなくて。

しかし他人の幸せオーラっつうのはおそろしいものだ、と改めて思い知らされました。「僕を祝ってくださいよ!」と無理やり歌わされたエブリリトルシングのおかげで自分、喉がおかしくなってますもの。焼酎で爛れた喉に、慣れない高音域はとても危険です。去来する徒労感を胸に、潰れた声でウォークマンに合わせがなり立てつつよろよろ歩いて帰途につきました。途中で相方に拾ってもらえたのが不幸中の幸いだったのかもしれません。くたびれ果ててすぐさまふとんへ垂直ダイブ。自分はどんなに不幸でも幸せ一杯でも退屈な日常にうんざりしていても、できるだけ人に迷惑をかけず日々を過ごして行けたらいいなと思います。とりあえず今は何も考えずに眠りたいです。おやすみなさい。