almost everyday.

its a matter of taste, yeah

ch.5 vol.1@新宿MARZ -2004.07.17Sat

この日のオープン・スタートは共に24時。ぽつぽつと人が集まり始めた会場前にて受付の列に並ぶことしばし、今回は通常のライブとは違いオールナイトの長丁場であるせいか、若干ガードがゆるいように感じました。ふと気がつくとメンバーがそのへん普通にうろついてたりするし。中へ入ったら入ったで、リーダー自らTシャツプレゼントを仕切ってたりするし。狙ったわけではないのだけれど一応ビーツカムTシャツを着ていたわたくし、この時とばかりにアピールしてみたところ「お、だいぶ初期ねー」とのお言葉を頂戴してしまいました。光栄であります。ははは。勧められるまま白地に白文字のバンドロゴが入ったレアTシャツを頂いたあと、酒片手にDJタイムを堪能しました。そこら辺の雑感は後でまとめるとして、まずはライブの感想を。

MOTOCOMPO
名前だけは知ってましたが、音を聴くのはこれがはじめて。鍵盤PCその他の機材に囲まれさらにギターを構える男子とボーカル女子、それにサポートのドラム女子という3ピースでした。なんとなくのイメージで「ピコピコかわいい音なんだろうなぁ」と思っていたらば、意外に腹の底から声を出す歌いかたなのでびっくり。MCにしろ締めにしろ、小技が効いてて上手い見せ方だなぁと思いました。音源はどんな感じなのでしょうね?今度探して聴いてみます。

■Hi-5
びっくりしました。先日リリースされたばかりの新譜から想像していたのとは、随分違う音でしたので。いちばん最初のDSFこそ最近の流れを汲んだアレンジになっていたものの、全編を通してまさかここまで生ドラムフィーチャーなライブになるとは思いませんでした。個人的に、これはとても嬉しい誤算。headrockなんかあまりの激しい叩きっぷりに、小田さんばかり食い入るように見てましたもの。そして今回はメンバー全員、始終ひたすら楽しそうに演奏していたのが印象的でした。リーダーのMCによれば「98年の7月16日にHi-5は初めてステージに立ちまして、それから6年後こうしてオールナイトのイベントを立ち上げていられることをとても嬉しく思います」とのことで、そこから続けて演奏されたのがトーキョーライフだったりした日にはそりゃもうあなた泣かす気満々でしょう?って話ですよ。けっこうグッと来ました。バンドの上り調子具合がよく見て取れる、いいライブだったなぁと思います。イベントゆえの短時間(アンコールなし!)で終わってしまったのは残念ですが、近々またワンマンで見たいという強い飢餓感を残すには充分だったのではないかと。まさかtrousersが聴けるなんて、夢にも思わなかったもんなぁ。商売上手め。<うろ覚えセットリスト>
・DISCO-SOUND-FEEDBACK-OK
・sweet little finger
・NOW
・headrock
・TOKYO LIFE
・trousers
・STAR LIGHTS

DJタイム雑感
・ゲスト小井出さんの時間帯にはひたすら踊っておりました。何しろ、選曲がどれもストライクゾーンど真ん中(注:個人的に)。カウンターで酒を買ってる間にブラーのしかもsong.2が流れはじめ、慌ててフロアへ駆け降りる。というような事態に何度も陥りましたもの。したがって酒、すすむすすむ。酒のんでデカい音で好きな音楽を聴けるというのは楽しいなぁ、と今更ながらに再確認いたしました。

・小田さんはハウスとか4つ打ちとか、そういう感じのレコードをごりごり回しておられました。もちろんスギウラムREMIXのDSFも。わたしはそこらへんの知識が皆無なので、今後オフィシャルHPにでもセットリストとか音源紹介コーナーみたいなのを設けてくれたらいいんだけどなーと思いながらゆらゆら踊っておりました。全体的に見て今回の客層、おそらくはエレクトロ好きの人よりロック好きが多かったろうし。何がかかったのか後で確認したい人もいるんじゃないかという気がするので。

・武田さんはVJを担当していたせいかDJ時間が短かったのですが、時折とても突き抜けた選曲で場内を沸かせていました。たとえこの日本に何千人自称DJが存在しようとも、スピッツの後にチャンバワンバをかけるお方は他にいないでしょう。たっぷり笑わせていただきました。反則にも程があります。おもしろすぎる。

・反則その2。野口さんは最後のDJタイムiPOD2台で乗り切る、という荒業を見せつけておられました。ここまで使いこなしてくれたらアップル社さんもさぞ喜ぶだろうなぁ、なんてことをつい考えてしまった自分は汚れた大人なのでしょう、はい。それにつけても中村一義くるりの繋ぎにはびっくりしました。楽しそうだったなー、野口さん。

オールナイトは約4年ぶりだったのですが、まさか最後まできっちり起きててそれも元気に踊っていられるなんて思いもしませんでした。今回運よくご一緒できたお二人に、心からの感謝を。ありがとうございました。またお会いしましょう。