almost everyday.

its a matter of taste, yeah

グルーヴィンベイベェ

化粧品売り場にずらりとならんだつけまつ毛を見ていたら、ほんの一瞬、たくさんの幼女にくちづけをせがまれているような錯覚を起こして頭がくらくらしました。どんな種類の欲求不満なのでしょうこれは。ロリ好みじゃないのに、自分。ていうかそれ以前にまずヘテロなのに。疲れてるのか?うーん。

スウィングガールズ。ネイティブ東北弁(※1)スピーカーの自分としては役者さんが「努力して」「ぎこちなく」発するイントネーションに少なからず違和感をおぼえたものの、却ってそれがとてもかわいらしく映りました。というのも、高校生ってのはその若さとバカさゆえ何をやっても大してサマにはならないもので、さらに田舎暮らしだったりするとそのかっこつかなさにますます拍車がかかるわけで。そんな若者をあえて作りこんで演じて、しかも「努力」と「ぎこちなさ」まで見せつけることによって、本当にここに住む若者ならばまず持ち得ない瑞々しさ(※2)が輝いてしまっていると。そんな気がしたのです。もちろん、こんな見方をするのは東北人だけなのでしょうけども。よく言えばテンポのいい、厳しく言うならご都合主義なストーリー展開も何もかも「スウィング」の名のもとにノリ一発でねじ伏せる強引さが素敵です。それなのにディティールはやたら凝ってるし(※3)。とにもかくにも、突如ワット・ア・ワンダフルワールドが流れる場面では腹かかえて笑わせていただきました。ビデオになったらもっかい見ます。ああ、おもしろかった。

(※1)劇中で使われているのは山形弁ですが、語尾のバリエーションを除けばこちらもだいたい同じ訛りなのです。まあ、隣の県ですから。
(※2)単調であるとか鬱屈であるとかいったダークサイドは徹底的に排除。娯楽映画だから当然と言えば当然ですけど。
(※3)トランペットを入れる袋がキルティング生地(!)の手作りだとか、引退後の高校球児の私服およびアクセサリーのあの感じとか。最高。

相方はこれから仙台を出るそうです。仙台にいると心身が休まらないというので、今年もジャズフェスはおあずけになってしまいました。頼られてるうちが華かしら。というわけで今夜は本腰入れて飲もうと思います。まだ寝ないけど、おやすみなさい。