almost everyday.

its a matter of taste, yeah

涙も出やしない

ブレスレットが切れました。上着を脱ごうとした際に、ぷちりと小さな音をたてて。次の瞬間からもう頭の中はまっしろで、とにかく仕事が終わってすぐに修理に出そうと急いだのですが「これは特殊なチェーンなので、熱を加えればくっつくことはくっつくけれど元通りにはなりませんよ」と言われてしまい、今度は目の前が真っ暗になりました。一年半も身につけてたのに。ひとに貰ったものなのに。すごく大事にしてたのに。数時間前のおのれの不注意を呪いたい気持ちでいっぱいです。そして何より、修理のあいだの一週間をこのブレスレットなしで過ごさなければならない、という現実がいちばんしんどく思えました。あまりにも腕になじみすぎて、お守りというよりはもはや身体の一部みたいな感じなんですもの。もしも今「かたちあるものはいつか壊れる」なんてしたり顔で言うひとが目の前にあらわれたら、見境なしに夢中で殴りかかってしまうかもしれません。その時が今でなければならないという必然が、いったいどこにあるというのですか?・・・・・・これはただのやつあたりだわ、ごめんなさい。

自己憐憫のいやらしい涙を半ば無理やりしぼり出し(泣くという行為にはリフレッシュ効果があるらしい)、しばらく頭を冷やしたあとで夕ごはん。月見バーガーをもそもそ噛みつつぼんやりしたまま包み紙を眺めていたら、端っこに小さく印刷されたリサイクルマークがうさぎの図柄になっているのを見つけました。少しだけ心が和みましたよ。ありがとうエコうさぎ。明日もきちんと働きます。おやすみなさい。