almost everyday.

its a matter of taste, yeah

最低に捕まって抜け出せない

今朝はまだ暗いうちから起き出して、炊きたてごはんを弁当箱に詰めて、いつもどおり納豆と味噌汁とお茶だけの簡単な朝食を準備して、まだ薄暗い部屋の中で夜中みたいに電気をつけて食べ始めたのです。めざましテレビすら始まらない時間に。そうこうするうち夜は完全に明け、ごはんばかりかお茶まできれいに飲み干したわたしはふたたびふとんにすべりこみ、二度寝こそしないものの軽く目をとじたままつかの間の余暇を過ごしていました。支度をはじめる時間がきたのでふとんをたたみ、服を着替えて顔を洗って髪をとかして最後にようやくカーテンを開けて、そうしてみたら雲ひとつないどころか成層圏まで突き抜けて見えるんじゃないのかってくらいおそろしいほど透きとおった青い青い空が見えたのです。びっくりしちゃって口が半開きになるくらいの。そんなに素晴らしい天気だったおかげでうっかり部屋の明かりをつけたまま出かけてしまい、辺りがすっかり暗くなってから帰宅したときようやく自分の失態に気付いて軽く舌打ちしたい気分になったわけですが。その、明かりがついたままの部屋は、まるで中で誰かが待っててくれているような暖かさを醸し出していて、ほんの少しだけ嬉しいような気持ちになった部分もあるのです。しかしそんな気分は、ドアを後ろ手に閉めた瞬間あっけなく消えてしまいました。当然ながら、この部屋には自分以外の誰もいないのです。その当たり前の事実がほんの一瞬、この世界でもっとも不幸なことであるかのように思えてしまって、ただそれだけでぼたぼた涙を流すくらいにひどく気分が落ち込みました。何を甘ったれているのでしょうこのバカは。こんなヘタレは今すぐ戦場にでも送り込んでやらなくちゃ。と頭の隅で考えてみるものの、理性が本性に太刀打ちできない状態なのです困ったことに。こんな原因不明の激落ちはいったいいつ以来でしょう。目に入るもの耳に入るもの舌に触れるもの、どれもこれも薄い紗みたいに黒い不幸がまとわりついているような気がしておそろしく気が滅入ります。誰でもいいからわたしを助けて、あるいはわたしを必要として。って口に出して言えるものなら、こんなに泣いたりしなくて済むのかしら。どうか明日には治りますように。おやすみなさい。