almost everyday.

its a matter of taste, yeah

自分の職業が何なのかよくわからなくなることがあります

頼まれ仕事で古い文献を漁っていたら、本来の業務とは別のところで阿部定にまつわる文章を見つけました。「愛のコリーダ」が怖くて見れないわたしでも文章ならば大丈夫だろうたぶん、などと思いおそるおそる読み進めていくうちに、彼女の簡単な略歴というかプロフィールに行き当たりまして。そのしめくくりにぽつんと記されていた「異常性欲の持ち主」という表現に、何となくひっかかるものを感じた次第です。そりゃあ確かに、夫の性器を切り取るという行為は常軌を逸していると言うより他にないのでしょうけど、ならば逆に「正常な性欲」とは一体どんなものだろうかとつい考え込んでしまったわけですよ。あれこれ思いを巡らせるうち「生殖へ結びつかない性行為に至るすべての欲求=異常」ということになってしまうのではなかろうか、とさえ思えてきたりして。それは違うよなぁ。正常と異常の境界線ってのはずいぶん曖昧なものだし、人それぞれに許容範囲の差もあるはずだし。どこにでもいるふつうの人がとんでもなくマッドな行為に及ぶこともあれば、狂人きどりの人が意外に見かけだおしな場合もありましょう。自分の場合、後者によく見られる「自分を異形とみなすことでひたすら不幸に酔いしれる」タイプの表現があんまり好きになれないせいで余計にそう思うのかもしれませんけど。自分だけが不幸だと思うなよ、とか。喜怒哀楽とそれ以外のフラットな感情、まとめてぜんぶ少しずつ絡み合っている表現が好きです。できることなら性欲もそうあってほしいのですが、それはそれでまた別の問題かしら。うーん。

身体にぴたりとくっつくサイズのカットソーを着ているときだけ君って意外におっぱいあるんだねなんてそれはさすがに失礼ですよいくら相手がわたしでも。おやすみなさい。