almost everyday.

its a matter of taste, yeah

血の気の少ない人生を歩みたい

後輩くん宅に入った空き巣、その後の話。詳しく聞いたら思わず脱力してしまいました。いわく「窓枠沿いに10センチ四方ガラスが切り取られてて、そこから手を入れて鍵を開けたらしいのだけれど僕はそこにはまったく気付かず『なんだよオカン、鍵くらい閉めればいいのに』と思っただけだったから、入られたのはたぶん2日かそれよりもっと前」ですって。「え、昨日とかあんなに風つよかったのに分かんなかったの?」「んー、それでようやく鍵が開いてることに気付いたんですよ」って一体どれだけのんびりしてるんですか君は。笑いました。しかしこの手口、すこし前に別の友人(中部地方在住)から聞いた話とまるきり同じなのがおそろしいです。全国的に流行ってるんでしょうか。背筋がぞわぞわします。こわいなぁ。

厄災は本日も続いております。世の男性にとって「自分よりも妻の収入が多い」というのは、そんなにも恥ずべきことなのでしょうか。それが能力給とかじゃなく、年功序列の決まり事であったとしても?わたしは男のひとじゃないのでそこら辺がよく理解できない(想像してみることはできても、根元にあるつらさまでは分かりようがない)のですけれど、これはある種類の人にとってかなり大きな地雷になりうる話題なのだなぁということを思い知った次第です。とは言え、わたしだって興味本位で訊いてるわけじゃなくてこれも仕事のうちなんだけどなぁ・・・。少々かなしくなりました。あああ。

吉田修一さんの「パーク・ライフ」を読了。芥川賞をとった頃からずっと気になっていたのですが(ジャケ買いならぬタイトル買い。ブラー好きなもので)、先頃ようやく文庫になったのをみていそいそと読み始めました。話の筋はわりと好きです。・・・が、凝った言い回しや詩的な表現が多くていちいちそこへ目が行ってしまい、そのつど話の流れが遮られるような感覚をおぼえつつ物語に集中できないままラストを迎えてしまいました。主人公の「都市生活者的」な自意識もちょっとだけ鼻につくような気が。村上春樹さんの文章をフリーズドライにしたような印象、と言ったらさすがに失礼でしょうか。併録された"Flower"のほうがよほど生々しくてうねりがあっておもしろかったなぁ、などと思いながら奥付を見たらびっくりしました。受賞作の方が3年も後に書かれてるのです。・・・おかしいのはわたしの方、ってことなのか。失礼しました。おやすみなさい。