almost everyday.

its a matter of taste, yeah

静かの嵐

暴君ハバネロを食べた翌朝はお腹がえぐれ気味になる、ということにようやく気がつきました。偉大なりカプサイシン、もとい粘膜刺激系食物。今度から、身体のラインが出る服を着る前日はハバネロナイトにしようかしら。あれ、もしもカルビーサイズの袋に入ってたりしたら間違いなく胃がいかれますね。好きですけど。よく噛まないで飲み込むと喉の奥が熱くなります。油断禁物。
お昼前、メガネ屋より電話がきたので仕上がったものを受け取りに。さっそく新しいのをかけて店を出たらば、いきなり視界がふにゃんと歪んでよろけて転びそうになりました。それも自転車で。あぶないあぶない。どうもこのところ、目測を誤って机の角に脚をぶつけたり何もないところで転びかけたりすることが増えてきたように思います。運動不足というよりはもっとずっとそれ以前の問題の、野生の勘とかそういうものが衰えはじめているというか。こんなことじゃいけない、生き延びられないとは思うのだけれど実際にどう対処すればいいのかまでは分からず。困りましたね。うーん。

自転車漕いで坂を上って部屋へ戻り、ここちよい疲労感とともにラズベリーの泡風呂をわかしてゆるゆると入浴。ふわふわ甘い匂いを身にまとっていると、ただそれだけで何となく「女の子としての自分」という存在を認めてもらえたような気分になります。そんなことを考えるまでもなく、物理的に現実的に自分は女子でしかないのだし、まして男のひとになんてなれやしないしそれ以前にまずなりたいとも思わないのだけれど、それでも今でもどういうわけか自分が女子であるという事実が頭の中からすこんと抜け落ちてしまっているような感覚にとらわれてしまいがちです。男のひとに好きだとかそれに近いようなことを言われるとまず、嬉しいとか嫌だとかいうよりも先に「それは何かの間違いじゃないのか」と考えるのもそういうところが原因なのでしょうか。まあ、単純に自信がないってことなのでしょうけれども。人としてとか大人としてならそれなりに何とかなるけど、女としてと仮定されたら途端にぐらりとよろめいてしまいます。どうしてだめなんだろう。わからない。

ミスタードーナツでストラップを引き換えようとしたら、在庫切れにつき来年2月末にまた来てくれと予約票を渡されました。2か月後だなんて!鬼も大爆笑しちゃいますよそんなんじゃあ。手持ちぶさただったのでドーナツをいくつか買って帰宅。チョコレートマフィンがおいしいです。真ん中に溶け残ったチョコレートがずしんと沈みかかっておりますの。濃厚です。1個で満足。

お腹が満たされたところで「ビッグ・フィッシュ」を鑑賞しました。微笑みあう男女、咲き乱れる水仙、数えきれないほどのおびただしい笑顔。どれもこれもが万華鏡の奥のモザイクみたいに美しく完結していて手が届かなくて、しあわせなのかかなしいのかさっぱり分からなくなってしまいました。誰も触れない二人だけの国、という言葉をふと突然に思い出してみたり。ほんの少し近づくだけで精一杯なものの前では泣いたりしませんよ。ええ。ビデオを返しに行った際、また新たに3本ばかしレンタル。「歓楽通り」「魅せられて」「恋は邪魔者」、最後のはまた単純にユアン・マクレガーが見たかったのです。これで年末はしのげるはず。

さっき姉から届いたメールには心底びっくりしました。お願いですからあんまり生々しい話はしないでね。よろしくお願いします。しあわせの種はもうすでに蒔いてあるのです。焦るなよ自分。おやすみなさい。