almost everyday.

its a matter of taste, yeah

空が近い

午前中の突風にはびっくりしました。ちょっと気を抜いたら吹っ飛ばされそうな春一番、よく晴れて日差しもやわらかくなりつつありますがそれでもやっぱりまだ寒いです。後輩くんには「いつも見事な完全防備で車に乗ってますよね」と笑われる有様。ダッフルコートにマフラーぐるぐる巻き(鼻までうずめてます)、その上しっかり手袋まではめた状態でハンドル握ってたらそれは確かに不審者一歩手前かもしれません。早く春になってほしい、というより早くもこもこ着膨れ(もはや『重ね着』と呼べる見てくれではなくなりつつあります)と石油ストーブと貼るホッカイロから開放されたいです。ついでに肩凝りと片頭痛からも。東北生まれ東北育ちのくせに寒がり、というと何だか自分が必要以上にヘタレのような気がしてくるのはどうしてでしょう。頭の片隅にちょっとだけ劣等感。

とにかく仕事がやたらめったら急を要するものばかりで、次から次へと頼まれ作業が舞い込んでくるためどうにも身動きがとれません。終業後、トイレに入って鏡のなかのおのれの顔と目を合わせたら素で口が半開きになってました。何かに集中しているとき、あるいは逆に頭の中がまっしろなとき、ふと気がつくといつもアホ面になってしまうのは子供の頃からの悪い癖です。いつまでたっても治りません。こうなったらもうおそらく死ぬまでこのままなのでしょう。それはともかく、職場がらみの通夜へ出るため喪服を買いに行こうと思ったのですがあいにく閉店した後でした。仕方がないので手持ちの黒いスーツを着るより他になさそうです。だけど何となくほっとしました。これから先、好きなひとたちを失う度に着ることになる服を手に入れてしまうことを思うと、それだけで既に先回りして悲しくなるのです。そんなことを考えてはいけないと思うのだけれど、悲しいことはできるだけ自分の傍から遠ざけておきたいと願わずにいられません。大人なのに。

夕方からずっと、天使の輪っかが見えるくらいにうつくしい月をみてたら少しだけ気持ちが安らぎました。明日の満月も晴れればいいなと思います。おやすみなさい。