almost everyday.

its a matter of taste, yeah

きみの大好きな歌を口笛ふいた 

昨夜は世界陸上のため早々とタオルケットにくるまり、競技開始の30分前にアラームを合わせて眠りについたのです。その甲斐あって何とかほぼ時間通りに目を覚ますことはできたのですが、ここ数日の寝不足もあいまってか観戦するというよりは夢うつつのまま画面に見入ると言ったほうがよさそうな体たらくで、しかしそんな状態だったせいか普段以上にどの跳躍もうつくしく見えるというふしぎな感覚を味わいました。他のどの種目よりも鬼気迫る助走、すべての体重をあずけられて折れ曲がりそうにしなるポール、ほとんど地面と垂直になって跳ね上がる逆さまの身体、どれもこれもが現実とは思えないほどきらきら輝いて見えるのです。みとれるくらいにきれいでした。しあわせ。

考えてみればわたしの場合、どう頑張っても自分には出来ないであろうスポーツばかりを食い入るように見てしまう傾向があるようです。棒高跳びしかり、シンクロナイズドスイミングしかり。スキーのジャンプ競技しかり、フィギュアスケートしかり。あ、でもシンクロは団体よりもシングルのほうがいいなぁ。どんな競技でも、チームプレイよりも個人種目のほうが何となくぐっときます。理由はわかりません。あのしんと静まり返った「自分との戦い」みたいな感覚が好きなのかもしれないなぁ。ああいうのを見るとつられて自分も身体を動かしてみたくなるのだけれど、何をすればいいのかがわからなくて結局いつもそのままになってしまいます。やっぱり泳ぎを習いに行こうかしら。腰にもよさそうだし。

お盆シーズンというわけで、職場は終日おそろしく暇でした。朝早いうちにおつかいを済ませ、あらかじめ決まっていた先への電話やメールを済ませたらもう後は何もすることがなくなってしまい、仕方がないのでマウスの掃除や冷凍庫の整理、それに新聞各種を穴があくほどみっちり読んでどうにかやり過ごせたかしら?としばらくぶりに時計をのぞいたつもりでもまだ長針が90度ばかし動いた程度だったりして、何というかこう逆説的にどろんとくたびれまくりました。ふう。眠たい。

終業後、高速バスの予約を入れに。先月ケガしてお世話になった車掌さんがそばにいたので、すっかり傷の塞がった肘を見せ「あのときはありがとうございました」と声をかけたら人なつこい顔で「おう!もう転ぶなよ!」と言ってもらえました。なんかうれしいな。胸のあたりがほわほわしてます。こういうの、好き。

棒高跳びは今日も見ます。始まる前から一人勝ち状態なのがちょっとつまんないですけど、まあそれはそれとして。それではおやすみなさいませ。