almost everyday.

its a matter of taste, yeah

悔しいという感情が残す傷跡について

お昼すぎくらいから、あんまり強烈すぎて半笑いになってしまうくらいの暴風が吹き荒れています。帰宅途中の林の中には、風にもてあそばれた実にさまざまなものがアスファルトを埋め尽くす勢いで散乱してました。コンビニ袋、古い雑誌、ブリキの看板、何かの動物の死骸、瓦(!)、その他ありとあらゆるゴミ、そしておびただしい量の落ち葉と枯れ枝。台風が去った後より酷い眺めに、頭がすこしくらくらしました。これが海辺の町の冬の暴風なのですね。5年も住んで初めて目の当たりにしましたよ。怖い。すごく怖い。

風邪はピークを迎えぬままに喉→鼻→咳へとゆるゆる移行しております。よかった。この調子で行ってくれれば、大してしんどい思いをせずとも免疫ができてくれそうです。今年の風邪はチョコレートとヴィックスドロップのオレンジとチャイで治したと言っても過言ではありません。高熱が出たらそれを言い訳にハーゲンダッツのラムレーズンを食べるつもりでいたのですが、そちらはどうやらおあずけになりそうな気配。嬉しいようなかなしいような。

喪中につき、今度の正月は地元に帰らない予定です。毎年甥姪に渡しているお年玉も今年ばかりはタイミングを逃してしまいそうなので、ちょっとだけ前倒しにしてクリスマスプレゼントのかたちをとることにしました。まあ、単純にぽち袋がカード付きの封筒に変わるだけなんですけども。

話は変わりますが、わたしは自分がまだお年玉をもらう側だった頃、その金額が姉より少ないといつも不当な仕打ちを受けたような気持ちになりました。「あなたはまだ小さいから」「お金が必要になることもないだろうから」という理由ならまだしも、「お姉ちゃんはいつも下の子の面倒みてあげて大変だから」という言い分にはまったく納得できなかった。確かに「姉がわたしの面倒をみてくれている」というのは事実だけれど、それじゃあ妹であるわたしは全く「大変」じゃないとでも言うのでしょうか。笑わせんなよ、という話です。上には上の、下には下の「大変」があるってことが何故わからないのかしら。弟や妹ってのは、外野が想像するよりずっと「大変」なんだぞ。何しろ生まれたときからもう既に、真っ向勝負じゃ勝ち目のない競争相手がいるってことなんだから。そういう立場にいる者としては、お金という明確な数字によって差をつけられるということがものすごくくやしかった、というわけです。そしておそらくはそのせいで、わたしは今なお8歳の甥も7歳の姪も0歳の姪も全員まったく対等に扱うことしかできないのです。我ながら執念深いなと思います。ううむ。おやすみなさい。