almost everyday.

its a matter of taste, yeah

恋に墜ちる瞬間の音を聴かせてやろうか。

朝、いつものようにめざましテレビを見ながら出かける準備をしていたらプディングアリスのCMが流れました。たまげました。楽天でチーズケーキがナンバーワンになったという話は聞いたことがあるし、昨年水戸で開催された「日比野克彦の一人万博」では協賛に名を連ねていたりして、その頃から既に規模がでかくなりつつある感はあったのですがだからってまさかテレビCMまで使うようになるとは思いませんでした。すごいなあ。びっくりです。

テレビと言えば、土曜日にも驚いたことが。夜はまた例によって「喰いタン」を見ていたのですが、オープニングタイトルをぼんやり眺めていたら「小西康陽」の文字が目にとびこんできました。どうやらこのドラマの音楽を担当している模様です。そうかそうか、あのやたらテンポの速いはじけたヴィヴァルディはレディメイド仕込みでしたか。なんとなく納得。それにもうひとつ、劇中のクイズ番組の回答者としてフリップフラップが出演していたのにもびっくりです。いったい何年ぶりだろうか。成長してなお同じように可愛らしさをキープしている双子の姉妹、というのはただそれだけで奇跡的な存在だと思いました(例:ショコラ&ヒーコ姉妹。そういえばここ何年かヒーコ嬢を見かけませんね)。きっと人生楽しいんだろうな。や、もちろんいやなこともあるだろうけど、それなりに。

本日のお買いもの。ようやっと文庫化された「キス」1巻を入手いたしました。ああ、もうちょっと遅かったら花とゆめコミックスで全8巻大人買い(って一度してみたいけど、未だ実行には至っておりません)してしまったかもしれません。そのくらい大好きなおはなし。装丁は単行本のときのほうがストイックで余白の残りぐあいがクールで統一感があって格好よかったと思うのですが、それは単にあちらを見慣れているせいかしら。そこらへんはわりとどうでもいいので、早いとこ残り3巻発売していただきたいなあと思います。最終巻のあの抑制の効いた、それでいてぐわっと胸ぐら掴まれるような圧倒的な幸福感を早くプリィズ。一刻も早く一気読みしたいです。漫喫じゃなくてうちで。

それから、おふろ文庫用に谷崎潤一郎の「猫と庄造と二人のおんな」を併せて購入。選んだ理由はタイトルが格好よかったからです。で、帰宅後さっそく読んでみました。冒頭何ページかの手紙の部分だけで一気に持っていかれました。次から次へと画が浮かんでくる生き生きとしたリズム感のある文章で、わたしは特にこういうのが大好きです。ラストにもっととんでもないオチがあるのかと思いはらはらしながら読んでましたが、あっさりというよりは尻すぼみに近いかたちでぷつんと話が途切れてしまって、でもそれがより現実味を増して背後にある凄味のようなものを醸し出しており違った意味でぞくぞくさせられました。すごいです。夢に見そうだ。おやすみなさい。