almost everyday.

its a matter of taste, yeah

耳がよいのかわるいのか

朝10時すぎには部屋を出て、高速で福島へ。その後、保原の実家まで。思えば、ここが「伊達市」になって(※元日付で町村合併したため)から足を踏み入れるのはこれが初めてです。この小さな町もとうとう市の一部になったのか・・・等とふしぎな気分で車を走らせていたら、古い町役場の庁舎がきれいさっぱり取り壊されてがらんとした更地になっているのを見つけて少しさびしくなりました。ここの役場は県内でも五指に入ると思われたほどの古い古ーい建物で、毎年末には気合いの入った大掃除のせいかガラスだけがやたらぴかぴか浮き上がって輝いて見えるような代物でした。15の春に高校入学手続きのため住民票を取りに赴いた日のことを今もうっすら憶えているのですが、そのときの記憶が正しければ窓枠などはサッシですらなかったはずです。セメントの床はところどころひび割れて黒く光り、待機スペースには円筒型の石油ストーブが置かれていました。その小さな火だけが、静かな役場の中で唯一近しいものに感じられたことだけは今もしっかり憶えています。新しい役場、じゃなくて役所にもあんなふうに何かひとつでも心を落ち着けてくれるものがあればいいのになと思いました。もっとも、あれから10年以上たった今では役所の窓口で心細い思いをすることなどないのですが。それでも。
実家には姉とその子供たちが既に到着していて、いつものことながらひどくにぎやかでした。3か月ぶりで見るいちばん下の姪(6か月)は見違えるほど大きくなっており、寝返りも習得済みだとか。姉とわたしの声は昔からとてもよく似ていて、電話越しだと両親さえ聞きまちがえるほどなのですが、この姪はどうやらわたしの声を姉のそれと認識したようで、彼女が席を立ったり買い物に出かけたりしても代わりにわたしが抱いていればずーっと機嫌よくしていました。上の子ふたりがこのくらいのときは、姉でなければ絶対にダメだったのになあ。ふしぎです。おもしろい。それを見ていた相方もためしに触れてみたくなったらしく、おっかなびっくり抱き上げてみたら案の定間髪入れずにふええええんと泣かれていました。えへへ。ちょっと得意げな気分です。

いちばん上の甥がニンテンドーDSを持ってきていたので、噂には聞いていたあの脳トレーニングとやらをちょっとだけやらせてもらいました。むずかしいです!脳年齢テストはできませんでしたが(『それは時間かかるからだめー、はやく返してー』と却下されたので)、実際にやってみたらかなりはまってしまいそうな気がしましたよ。今は上位モデル発売直後で品薄らしいので、ほとぼりが冷めた頃にすっと買っちゃおうかなあと思いました。いつになるかは分かりませんが。

総勢7名でお昼ごはんを食べたあと(どういうわけか、つきたての餅が用意されていました。正月の相方の食べっぷりを知った上でのセレクトらしい)、相方とふたりで福島市内まで出かけてきました。競馬場で1レースぶんだけ馬券を買って(1位は当てたが2位は外したらしい)、その後は駅前の中合へ。ここに入ってる無印良品が本日で閉店するらしいので(Mさん、教えてくださってありがとうございました!多謝。)ちらりと覗きにきたのです。で、実際にそのフロアへ降り立ってみたら、品物はおろか棚やハンガー等の什器もあらかた取り外されてひどくがらんとした空間になっていました。買えそうな物は既にほとんど残ってません。が、粘り強く店内を歩き回った結果、姪にちょうどよさそうなベビーシューズを見つけたので一も二もなくすぐさま購入。ベージュ色の、底のしっかりしたスニーカーです。かわいい。

いったん保原へ戻り、今度は両親と4人で夕食をとってから相方を見送りに。今夜はこのまま保原にお泊まりです。お風呂あがりにはおとうやんとテレビを見ながらビールを飲みました。ういー。それではおやすみなさいませ。