almost everyday.

its a matter of taste, yeah

ドント・ストップ・ザ・ビーツ

これは昨夜の話(書き忘れたので)。お風呂あがりのふやけた頭でぼんやりテレビを眺めていたら「〜この建造物は『未来と死』をイメージして作られたもので〜」というナレーションが聞こえてきたのでびっくりしてしまいました。ええっ、何それ?どんなん?と思い目玉ひん剥いて画面を凝視したら、どうやらそれは「未来と死」ではなく「未来都市」だった模様。そりゃそうですよね、未来と死だなんて希望があるのかないのかよくわかんない組み合わせですもの。いずれも止められない、抗いがたいものである。という意味においては完璧に同じだけれど。

10時頃にゆっくりと起床、サンデージャポンを眺めながら遅めの朝ごはん。昨日の残りの豚汁とツナサラダ、それにいんげんとオクラと豚肉のオイスター炒めをいただきました。豚肉に片栗粉をうすくはたいてから炒めると、オクラの粘り気が絡んでいい感じのとろみが出ます。ごはんがすすむ味。最近は白米に押し麦と白ごまを混ぜて炊くのがお気に入りです。炊きたてがすごく香ばしいのですよー。うっとり。

お昼を過ぎてもあまり気温が上がらず、毛布にくるまったままぺたりとひっついてテレビを眺めるうちにうとうととお昼寝。15時頃に目を覚まし、今日も散歩へ出かけました。最近は相方も歩くのがちょっと楽しくなってきたらしく、土日にふたりでぽてぽて歩く機会が増えつつあります。まずはユニクロで仕事着(白のオックスフォード+ストライプのローンシャツ)と部屋着(パイル地の黒いワンピース)を買い、ミスドでオールドファッションとポンデリングの黒糖をひとつずつ食べてコーヒーをおかわり。どんどん雲が重たくなってきたので急ぎ足で部屋へ戻るも、その後もずっと降りそうで降らない空模様が続きました。よかった。とりあえず。

部屋の窓を開け放ってベランダに腰かけてぱちぱちと気持ちのいい音をたてながら爪を切る相方の後ろ姿を眺めていたら、なぜだか分からないけれど突然ぐわっと目がくらみそうなほど強烈にしあわせな気持ちが押しよせてきて、ほとんど泣きたいような気持ちになりました。身体にびりっと電流が走るみたいに「もしかして今この瞬間に死んじゃったとしても心残りはないかもしれない」とさえ感じるほどの。いったい何なんだろう、これは?最近どうも感情の触れ幅がでかすぎる気がしております、自分でも。わけがわからない。

夕刻、自転車でSONICへ。ZAZEN BOYSのライブを見に行きました。これまで一度もまともに音源を聴いたことはないのだけれど、少し前にローソンでたまたまチケットが手に入ったのでそれなら行ってみようかと思いまして。昨年の夏くらいに何となくレコ屋で試聴した曲のリズムが異様に難解で、ビタいち踊れそうにない気がしたのが変にひっかかったままでいたため「ライブはどんなことになってるんだろうなあ」という興味もありました。で、実際に生で聴いてみたその音楽は、「おそろしいほど踊らされる部分」と「悲しくなるほど踊れない部分」が隙間なく絡みあった明快でしかも複雑なものという印象。身体は踊りたくてたまらないのに計算ずくでその流れを意図的にぶった切ってるような、その「うまく踊れない苛立ち」みたいなものがさらに「踊ってやるぜ」という欲を増幅させてくれるというか、そういう感じの音だなぁ。というようなことをあてもなくぼんやりと考えながら踊っていました。汗みどろで。満足です。おやすみなさい。