almost everyday.

its a matter of taste, yeah

どこにも行かないよ

母の日ですので、たまにはそれらしいことを。うすいピンク色のカーネーションの鉢植えを買い、人数分×2のシュークリームを携えて相方んちへ。青森みやげのりんごジャムとメイドバイマイセルフなベーグルも併せて手渡し、小名浜のお寿司屋さんでランチを食べてしばし談笑してきました。嫁らしいことを一切しないばかりか顔すら滅多に見せない不届者だというのに、いつもいつも暖かく迎えていただいて恐縮です。そして今さらながらに思うのは、自分は本当にこんなことで大丈夫なのか?ということ。嫁ってのはさ、有無を言わさず田植えと稲刈り手伝わされたり墓の掃除に駆り出されたり婦人会の集まりで晒し上げにされたり「早いとこ孫見せんかいね」とか迫られたりするもの、じゃ、なかったのか。それはうちの実家周辺だけの極ミニマムカルチャーだったのか。よくわからないけど何だかとても大事にされてて、逆に不安になるくらいです。うーんうーん。贅沢な悩みだ。
午後、ヴィクトリアマイルに夢中な相方(→結果、3000円ほど当てたらしいです。おお!)を横目に、「ピンポン」を再読。ひさびさ。話が進むにつれて描線のひとつひとつに緊張感が走っていくあの感じ、にまぶたのあたりをふるふるさせながら読みました。あのひとの描く絵はどれも寡黙なのに情報量がとても多くて、ついじっと見入ってしまいます。読み飛ばせないというよりは、目を奪われるという感じ。個人的には、髪を伸ばしてやさぐれてる時期のペコの表情の描き込み具合にぐっと来ます。答えはとっくに分かってるのに踏み出せない、割りきれない、最初の一歩がどうしても出ない、苦しいもどかしさ。思い出すだけで息ができなくなるような。

夕刻、相方を見送った後で友人と合流。夕食をとりデザートを食べドリンクバーをどんどん飲み干し、4時間ほども語らってきました。すごくすごく楽しかったです、ありがとう。今度はぜひ、酒込みでね。おやすみなさい。