almost everyday.

its a matter of taste, yeah

あの音はとてもよく響いた

早起きして家事を片付け、歩いて外へ出かけました。向かった先は美容室です。梅雨の到来とともに髪のうねりが深刻な様相を呈してきたため、縮毛強制+カットの半日コースに挑んでまいりました。薬剤を塗布されること2回、熱処理1回、シャンプー回数実に4回。わたしも相当くたびれましたが(何しろ5時間弱もの間、びしっと正面向いたまま過ごさねばならんのです)、美容師さんはその10倍くらいへとへとになったと思います。わたしの髪は大して太くないわりにやたらめったら本数が多いのだそうで、梳いて軽さを出すだけでもひと苦労らしいです。おかげでずいぶん頭が軽くなりました。おお、毛先が薄い。リフレッシュ。
部屋まで歩いて帰る途中、橋を渡りきろうとした辺りで下のほうからアコギの音が聞こえてきました。じゃかじゃかかき鳴らす感じの、雰囲気としては川本真琴の「1/2」のイントロに近い、ざくざくした音。同じところを何度も弾いてるところをみると、これはきっとまだ練習中なのでしょう。しかしながらそれがとても透きとおったいい音だったので、立ち止まって欄干から身を乗り出して下を覗いてみたのですが、どう目を凝らしてみても結局そのひとの姿は認められずじまいでした。駅前や地下道やアーケードによく居る、何年前かに流行った曲をこの上なく気持ちよさげに声高らかに歌う類の輩に対しては冷ややかな視線を投げかけながら「あなたのそれはカラオケ以下、ていうか公開マスターベーションってやつじゃないのか。お願いだから自分ちだけでやりなさいよ、そういうのはっ」などとこっそり毒づく心の汚れたわたくしですが、橋の下でひっそりと身を隠しつつ練習に勤しむその奥ゆかしさにはちょっと胸がときめいてしまいました。線の細い男の子、もしくは色素のうすい感じの女の子だったらいいのになあ。などとまだ見ぬその弾き手を勝手に思い浮かべてほわほわしながら歩く帰り道。ささやかな幸せ。

髪を切るのに時間がかかったため、相方との待ち合わせは夕方に。17時すぎに停留所まで迎えに行って、必要な用事を済ませたところで相方にしては珍しい「肉が食べたい」とのリクエストに応えるべく焼肉食べ放題へ。90分一本勝負、序盤で肉を焼きまくり炭水化物は極力摂らず野菜はがっつりいただいて、その他のお惣菜フルーツスイーツも全て余さず食べきるという実に能率のいいペース配分を維持することができました。今回初めて試してみた「焼いた肉にタレをつけ、冷えた大根おろしを巻いて食べる」という食べかたが思いのほかおいしくて、普段以上のハイスコアをマークできた気がします。もんのすごい勢いでもりもり食べました。たくさん食べるとアドレナリンが出るのでしょうか、何だかやけにたのしい気分になりました。一滴も飲んでないのに。

めちゃイケもエンタもない土曜の夜はとても静かです。蒸すのでタオルケットだけをかぶり、網戸を閉めただけで眠ります。おやすみなさい。