almost everyday.

its a matter of taste, yeah

夏のさなかの野球場(TororoRock Festival'06) 

朝8時にセットした目覚ましどおりに一応は覚醒し、いつものように純情きらりを鑑賞。昨日のうちに軽く脚をマッサージしていたおかげもあってか、筋肉痛にはなってません。多少のだるさはあるけれど、それでもまあ上出来なほうでしょう。相方が起きるのを待って買い出しに出かけ、1キロの板氷を2つとペットボトルの飲みものをひとり4本ずつ買って、もろもろの準備をすませていざ出発。朝ごはんはモスでナンカレーを食べました。ケバブより昨年までのドックのほうがおいしいような気がします。サイドドリンクはふたり揃ってラッシー。これ、だいすきです。夏しか飲めないのが惜しい。

12時30分頃、会場のしらさわグリーンパーク野球場に到着。会場から10分ほどの駐車場に車を置いてのりこみました。入口をくぐった瞬間目に飛び込んできた緑の芝、得点板に頭の中ではデーゲームが鳴り響いております。球場でロックフェスって、何やらとても異空間な感じ。強い日差しにもかかわらず風は意外に涼しく、多すぎず少なすぎずのちょうどいい客入り具合もあいまってか、やたらさわやかな雰囲気が漂っております。あと、心なしか客層が若い気がします。そしてスタッフさんのほとんどが地元の方みたいです。白髪のおっちゃんとか制服ミニスカ生脚の女子高生とか口紅こってりのマダムとかが、皆おそろいのエメラルドブルーのTシャツ着て立ち動いてるんです。そんなわけでかどうかはわかりませんが、全体的にとてもゆるーい、のんびりとした雰囲気。素敵です。ロックフェスっつうよりか町の運動会とかそういう感じ。和むわぁ。

で、出演者はほとんどがお隣の茨城で開催されてるジャパンフェスと被っており、「ついでにこっちにも寄ってあげよっか」的なもくろみがあからさますぎるくらいに見えてしまうわけですがまあそれはそれとして。planeはギターの音がキラキラしてて綺麗でした。スネイルランプは客の乗せかたがものすごく上手でした。音も喋りもプロフェッショナル。野外向きだなあと思います。モッシュエリアの野郎率が異様に高くて、もみくちゃになりながらさんざっぱら踊りました。たのしーい。マキシマムザホルモンは更にたのしかったです。そして濃かった。これまではあのメタルちっくなビジュアルに何となく恐れを抱いておりましたが、聴いてみたらば意外にポップで、しかもリズムパターンがすごく豊富で、ドラムのお姉さんがやたら芸達者だったりもして、大笑いしながらも夢中で躍らせていただきました。大満足。おなかいっぱいです。たのしすぎる。

ただ、できれば改善をお願いしたいところが3つほど。まずひとつ、再入場時にチケット半券の提示が必要ってのがまどろっこしいです。ステージがひとつだけの小ぢんまりとした催しなので会場外への移動はそれほど多くないのですが、それでもやはり「半券なくしたらもう入れない」という危機感のようなものはできるだけ排除しておきたいなあと思います。気分的に。ここはぜひ、野外フェスに限らず遊園地・テーマパーク等で広く採用されているリストバンドの導入をお願いしたいところです。ふたつめは、タイムテーブルの表示のしかた。入場ゲートとテントブースに控えめな張り紙があるだけなので「あれ?次は誰だっけ?」と思い出せなくなることが何度かありました。これはステージ脇にでも大きく表示しておいてくれたら、どこから見ても分かりやすくてナイスだと思います。そして3つめ、これが個人的にもっとも切実なお願い。テントブースでのアルコール販売がない上、個人の持ち込みまで禁止するってのはあまりにも厳しすぎやしませんか。夏、野外、ロック、と来たら酒が欲しくなるのはもはや自然の摂理と呼んでも過言ではないと思いませんか。福島育ちの青少年の健全な育成をあたたかく見守るのはとても立派な試みですが、夏の大人の休日のささやかな幸せを奪っちゃいやよ。と小さな主張でしめくくりたいと思います。楽しかったから敢えて書いておくんですよ。念のため。

会場を出たあとは、バーミヤンでごはんを食べてゆるりと帰途につきました。こまめに日焼け止めを塗りなおしておいたおかげで、お風呂に入ってもどこもひりひりしませんでしたよ。よかった。今後しばらくは、ほんのり小麦色に灼けた肩をみるたび楽しい記憶がよみがえってきてくれそうでうれしいです。おやすみなさい。