almost everyday.

its a matter of taste, yeah

霞む空は余命わずかの恋の歌世界は七色

始業30分前には職場に着いてお湯を沸かし、その日一番乗りの緑茶を淹れて、それをふうふうさましながら口に含んで熱く濃いみどりいろを舌の奥で丸めるようにして飲み込みつつ、夜のうちに届いたメールをざっと流し読んで、その日いちにちの仕事の大まかな流れを頭の中で組み立てて、朝のドラマが終わる頃には2杯めのお茶(またはコーヒー)を飲む。というのが自分の場合ごく一般的な平日の朝なのです。「朝いつも何時くらいに着いてるの?」とボスに訊かれてそのままそっくり答えたら「お湯沸かすのなんてバイトにまかせときゃいいじゃない」と鼻白んだような口調で言われて、顔には一切出さないながらも少々かちんと来たのでした。いや、朝早いのもお湯沸かすのも「誰かのために」というんじゃなくて、ただただ自分がそうしたいからやってるだけなんですよ。ってきちんと言ってやろうかと思いましたが、残念ながら別の案件でお呼びがかかりその話は宙に浮いたままとなりました。実際、説明したってわかんないと思うけど。毎朝遅刻ぎりぎりに、時にはうっすら汗さえ浮かべながら駆け込んでくるのを良しとするあのひとには。わたし、急ぐのが苦手なんですよ。ただただ、それだけ。

仕事は相変わらず、というか今月に入ってから特に、焦らされ度数がうなぎのぼりになってきてるのでディティールは割愛。仕事のことを考えなくていいときは、その一切を頭の外に締め出していられたらいいのになと思います。なんていうかもう、400メートルハードル走にエンドレスで挑んでるような逃げ場のなさですよ。関係ないけど「400メートルハードル走」を「ヨンパー」て呼ぶひとに会うと(そんなことは滅多にありませんが)、何となく胸がときめきます。1マイルが1600メートルだということを知ってるひとにもグッときます。ただし後者の場合、陸上経験者かと思いきや競馬愛好者だったりすることも多いので油断なりません。馬、好きですけども。競馬場の芝生んとこに寝っころがって馬がどどどーっと走ってくときの地鳴りをからだで味わうのが特に気持ちいいなと思います。おやすみなさい。